DoCoMoや、au、SBMといった携帯電話キャリアと契約されている方々には、全く関係のないお話になりますが、データ通信専用でスマホを運用している方には、ちょっといいお話です。
自分は、スマホで電話を運用することに凄く違和感があります。
電池の持ちが悪く、万が一電池切れになった場合に仕事の電話等を受けられなくなることを考えると、スマホで電話を使うことには大きなリスクがあると言いきれます。
結果として、通話は旧来のフューチャーフォン(DoCoMoで言えばFOMA端末)のままで運営し、スマホはデータ通信専用で運用します。
品質向上著しいIP電話
その一方で、データ通信を介して通話をすることができる、スマホ向けのIP電話が最近大きく進歩しています。
この発想は、以前からありますしブロードバンドを使った、PC向けのサービスであれば、スカイプをはじめとして既にかなり普及しています。
モバイル向けは、昨年ぐらいからようやく実用性を持ち始めてきた感じで、さらに今年になってかなりの進歩をとげています。
自分も昨年からXpeira-GXにDTIが提供するServaerMan050というIP電話サービスを利用しています。
以前はノイズと遅延で、ほとんど会話にならなかったものが、現在はノイズはほとんど気にならず、クリアな音質で会話することができます。
相手の話を聞き取れないということは、ほぼありません。
格安ゆえに、本来150kbpsという低速回線の中での通話だったのが、この春からIP電話用に別枠のデータ回線を用意する仕組みに変更になるようで、さらに質があがることが予想されます。
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一方で、まだ気にかかるのは遅延の問題。
どうしても相手が話してから、こちらに聞こえるまでに若干のタイムラグがあるために、相手との会話に妙な間が生まれることになります。
ちょっとしたトランシーバー感覚です。
ここは今後の改善に期待したいところ。
格安の運用コスト
品質が向上したとはいえ、こうしたデメリットがあるIP電話を利用する理由は、運用コストが格安だから。
月額の基本料金は僅か300円。
これならサブの電話番号としてつけておいてもたいした負担になりません。
好きなときに解約もできますし、用途によってはうってつけ。
どんな用途なら向くのか
・緊急時の利用。
・イベントの申込み受付番号。
・ネットでの登録時の記載用。
などなど、要件は短く、待ち受け主体で利用するならば、かなり有望な選択肢と言っていいです。
他にも工夫次第で、応用の幅は広がります。
以上。