格安スマホが誰にでも向いてるわけではなく。
そのメリット、デメリットをきちんと抑えておかないと、あとあと後悔することになる。
今回は、抑えておくべき5つのポイントを列挙する。
判断の参考にでもなれば。
1.サポートは手薄なので覚悟すべし
大手キャリアのコストが高いのは、全国各地にショップを用意してサポートを提供する…というコストが上に乗っかってるのも、大きな理由の一つ。
格安スマホには、そーゆーのは一切ありません。
よくて電話サポートですが、これまたサポート費用は削ってるだろうから、繋がりやすいとも限らないし、電話で適切なサポートが受けられるとも限らない。
設定からトラブル対応まで、全部自分で出来るか、もしくは身近にIT関係に詳しい友人、知人がいなければ、安易に切り替えるのは危険です。
まぁ、所詮は電話、メール、ネット端末でしかないので、そんなに深刻なトラブルにはならないとは思いますが、そのへんのサポート提供がなければイヤだという方は格安スマホには手は出さない方が無難。
安いのは、サポート費用も削っているので…というのが間違いなくあるので。
2.iPhoneは向かない
iPhoneは今の所、格安スマホとして運用するには向いてないです。
なにしろ格安SIMが利用可能なSIMフリーのiPhone端末がめちゃくちゃ高額でしか入手できません。
端末費用にこんなにかけてたら、とても格安スマホとしてのメリットを享受できません。
これだったら、大手キャリアのiPhoneを買ってた方がまだましです。
どーしてもiPhone使いたいという方は、格安スマホには縁が無かったと諦めて下さい。
3.家族間通話が多いならガラケーは残せ!
家族間通話が無料というのは大手キャリアが提供する、非常に重要なサービス。
この利用が多い人であれば、ガラケーは絶対残したほうがいい。
ガラケー(大手キャリア)+格安スマホでも、十分に節約になります。
そのぐらい、大手キャリアのスマホは維持費が高い。
多人数契約であったり、通話、パケットの使用量が多い人であれば割引率が高くはなるものの、支払う料金は高いまま。
余所と2台持ちしても、まだ高いっていうのは、どーかなーと思いますが、まぁ、仕方ないです。
4.モバイルPCがあるならSIMフリースマホ
モバイルPCや、Wifi専用タブレットを持っていて、それを外出先でも使いたい…つまり、テザリング機能が必要なら、SIMフリースマホを購入するべし。
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後述する、DOCOMOの端末では格安スマホとして運用すると、テザリングが利用できません。
正確には、できなくはないけど、かなり高度な知識と情報収集能力を要求されますので、テザリングが必要な方は、素直にSIMフリースマホを入手した方がいいです。
ちょっと前までは、該当する製品が全くなかったこのジャンルも、今ではASUS、HUAWEIあたりが積極的に日本向けの商品を展開してます。
個人的にはHUAWEIはメーカーロゴがイマイチなのでASUSが好みですが、これはどちらでも問題なし。
ASUSのZenFone5あたりがお手頃なんじゃないでしょうか?
予算に余裕があれば最新のZenFone2でもいいですし。
正直出来ることにそんな差はないので、2~3万ぐらいで入手できるミドルスペックのスマホを入手すれば十分にスマホのメリットを体感できます。
いちおうSONY、FUJITSU、KYOCERAの商品もありますが、大手キャリア向けの型落ち製品の焼き直しなので、スペックに対して値段は割高。
特別な理由がなければ、あんまりオススメする理由はないです。
5.田舎なら、DOCOMOの中古端末が良い
テザリングを使う予定がなく、かつ田舎にお住まいの方であればDOCOMOの端末を中古で購入するのがオススメ。
DOCOMO含め大手キャリアは、緻密にカバーする都市部と、広域にカバーする田舎で、利用する電波の周波数が異なります(もちろん共通の周波数もある)。
SIMフリースマホも多くの周波数に対応するものの、大手キャリアが直接販売する端末ほど完璧に対応はできないのが普通。
マーケットが大きな都市部での周波数は使えるモノの、田舎で使われる周波数は使えない端末もあります。
こうしたトラブルを避けるためには、DOCOMOの端末を中古で購入するのが、一番のリスク回避です。
最近はレンタル大手のGEOが販売を手がけたり、中古端末専門店や、家電量販店のネットショップで中古も扱っていたりと、これまた以前に比べれば容易に入手ができます。
問題はスペックの判定が難しいトコロですが、おおよそ発売から1年程度なら快適に使えるんじゃないかと思います。
このへんは用途にもよりますが、支出できる予算で判断するのもありです。
自分で情報収集、判断、トラブル対応ができるヒト
以前に比べれば、だいぶ簡単にはなってきましたが、依然として格安スマホの利用にはハードルがあります。
自分で情報を収集し、内容を判断し、トラブルに的確に対応できるヒトじゃなければ、安易に大手キャリアから乗り換えるのはリスクあり。
高額な大手キャリアの料金には、そのへんも込みと考えてイイ。
そのリスクを負えるヒトだけが、格安の恩恵を受けられる…というわけですので。