ここのところ手持ちのAVアンプ(YAMAHA RX-V481)が右チャンネルから音が出ない症状が出始めて、接続形態等含めていろいろ検証してました。
今まではマザーボード(ASROCK B450M Steel Legend)からの光SPDI/F接続でしたが、HDMI接続も試してみる形に。
HDMI接続のメリット
HDMIはSPDI/Fに比べると転送できるデータ量が飛躍的に増えているので、音声伝送に関して最新規格の多チャンネル音声等を伝送できるのが最大のメリット。
Dolby AtomosやTrueHDなどはHDMI接続でないとAVアンプに出力できません。
ですが、じゃぁDolby AtomosやTrueHDのコンテンツをPCで再生できるかと言うと、こちらはそれなりに問題多く、一般的にはDVDのDolby Digital 5.1chサラウンド程度で、この規格であればSPDI/Fのまま伝送可能です。
逆にデメリット
使ってみて分かったのですが、こちらは問題ありました。
まず、PC→AVアンプ→液晶モニタをHDMIで接続するのですが、基本的にAVアンプの電源がオフであっても液晶モニタに信号をスルーしてくれるので画面表示は可能です。
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ですが、それを常用してるとときどきスリープからの復帰時、画面が真っ暗から復帰しないという症状が発生したりします。
AVアンプの電源を常にオンにしておけば解消するかもですが、さすがにそれは電気代的に無駄すぎ。
代替案としてHDMIと同時にDisplayPort経由でも液晶モニタに接続。
通常はDisplayPortで液晶モニタと直結表示して、コンテンツ視聴時のみHDMIによるAVアンプ経由に切り替える方法も試してみましたが、やはりスリープ復帰時のブラックアウトはときどき発生。
PCからはSPDI/F出力が良い
というわけで、メリットが薄く、デメリットが存在するために、PCからのHDMI接続は今回は諦めることにしました。
PC環境でのblu-ray再生はUHD規格が頓挫したこともあって、あまり盛り上がってませんしAVアンプを所持してるのならおとなしくblu-rayプレーヤー(もしくはblu-rayレコーダー)を利用した方がいいのでしょう。
とはいえ光SPDI/F端子は、どのマザーボードにも装備されてるわけでは無いのが困りもの。
後付けで光SPDI/Fを増やすには内蔵サウンドカードやUSB光コンバーターみたいなのが必要なのですが、中にはステレオ出力のみ対応という機種もあるので、気軽に試せないのが難しいとこ。
(手持ちのFX-AUDIO- FX-D03J+はステレオ限定でした)
実質、DVDのDolbyサラウンドぐらいしか使い道がないマイナー用途なので仕方がないと言えばそうなのですが、ここのところPCで再生するDVD映像を、NIVDIAのRTX VSR超解像処理で鑑賞する…というのが、手持ちのDVDリソースの再利用にいい感じなので、もうしばらくは今の鑑賞環境を維持したいところです。