先日のChrome37(64bit)で、Windows8.1の新スケーリング対応したGoogle Chrome。
Windows8.1で高解像度デバイスを使った場合でも、文字が滲むことなく、くっきり表示されるようになったのはいいのですが、それに変わって別の問題が発生。
今までは、滲んでいたために気づかなかった文字のかすれが目に付くようになってしまいました。
ネットで情報を集めてみると、もともと他ブラウザに比べてChromeの文字表示は「汚い」と評されることが多かったようです。
古い画面表示APIをメインに使っている為とのことですが、それこそChrome37へのアップデートで、新しいAPIのDirectWriteに対応したようですが、それでもまだ他のブラウザに比べると、かすれのような表示が目立ちます。
理由があって(例えば速度優先など)こうした文字表示になっているのか、単にノウハウが不足しているのかは分かりませんが、確かに文字表示の品質は1ランク以上劣ります。
劣るGoogleの文字表示
たとえば、こちらがGoogleの表示。
で、こっちがFirefoxでの表示。
表示に使われているフォントは、設定を見るとどちらも「MS P 明朝」ですが、これだけ違います。
これはできれば改善したいところ。
「游ゴシック体」と「游明朝体」を使ってみる
ユーザー側で出来る方法は限られます。
一番効果があるのは、Chromeのフォント設定を変える方法です。
設定画面を見ると「MS P 明朝」「MS P ゴシック」を使用しているわけですが、これを変えてみます。
ちょうどWindows8.1では、従来よりデザインを高めた「游ゴシック体」と「游明朝体」が標準でインストールされているわけですので、せっかくなのでこちらを使ってみましょう。
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さて、それではどう表示が変わったか確認します。
まず「MS P 明朝」での表示(上の表示と同じです)。
続いて「游明朝体」での表示
おお、けっこう変わりました。
好き好きはあるでしょうが、「MS P 明朝」のようなかすれはないので、可読性はあがりそうです。
ホームページによっては、よい結果にならない場合もあるかもしれませんが、しばらくこれで使って試してみたいと思います。
追記:
DirectWriteはClearType対応フォントにおいて、最もメリットが発揮されるとのこと。
Windowsに標準で入っているClearTypeフォントはゴシック体の「メイリオ」があるとのことなので、こちらに設定してみるのも効果がありそうです。
システムメニューなどに使われてるフォントなので、統一感が出ていいかもしれません。
以上。