今までも何度か書いていますが、当方のXPERIA GXはDTIの「ServerMan SIM LTE」という、いわゆる格安SIMを利用して運用しています。
通常は250kbpsでLTE通信を行い、高速通信が必要な場合(そんなにはないですが…)は100MBあたり250円で利用できます。
基本料金が月額467円ということもあって、外ではメールとSNSのチェックぐらいしかしませんよ…という用途であればコストパフォーマンスに最も優れたサービスです。
IP電話サービスの実用性が高い
さらに月額300円のオプションとして用意されているのが、IP電話サービスの「ServersMan 050」です。
IP電話サービスなので、通常の回線交換方式に比べると音声品質が劣るのは確かですが、初期の頃にはひどかった音声の遅延や、ノイズの多さはかなり改善されて、今ではほとんど問題になりません。
十分に実用的なサービスになりました。
というのも、「ServersMan 050」は、「ServerMan SIM LTE」ユーザー限定のオプションですので、回線提供とIP電話サービスを同じ事業者が行っているために、IP電話に必要な帯域確保を優先的に行っているようです。
なので、他社のIP電話のみのサービスに比べると、遅延の少なさも、音声品質も、1ランク以上です。
今現在、うちで開催しているイベントへの参加申込み用の番号として「ServersMan 050」の電話番号を運用していますが、遅延に関しては全く気にならず。
多少、背景音がノイジーに感じますが、相手の声が聞き取れないという状況は、ほぼ無くなりました。
Wifiはオフにして運用すること
ただし、上記の運用で満足できる通話を実現するには、スマホのWifiはオフにしておくことをオススメします。
先にも書きましたが、「ServersMan 050」は「ServerMan SIM LTE」回線で利用することを前提にして調整されていますので、たとえ高速なブロードバンド回線に繋がっている場合でもWifi経由で通信した場合には、遅延が発生しやすくなるようです。
特にWifiがつながりづらい場所で、Wifiエクステンダーを利用している場合は、その傾向が顕著です。
うちでも最大3台のルーターを経由してブロードバンド回線につなげている場所がありますが、そこでは間違いなく遅延が発生します。
繰り返しますが、自宅にいる場合でもWifiではなくてLTE/3G回線で接続した方がいいです。
そして必要な時だけWifiをオンにして、終わったらすぐにオフにする運用が実用的です。
うちの場合は、自宅で高速通信が必要な場合はPC/タブレットを使用してますので、スマホは常にLTE/3Gのみでの接続になっています。
WiFi Managerが便利
とはいえ、アプリのダウンロードやアップデート、写真の同期などWifiの方が素早く処理が出来るケースも多々ありますので、そういう時には「WiFi Manager」というアプリが便利です。
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Wifiのオン/オフ、複数SSIDのアンテナレベルの表示や接続/切断などを一つのアプリで制御できますし、とても便利です。
ちなみにうちの教室では、ルーター2台に、それぞれnaとngbがあるので、4つのSSIDがありますが、これを簡単に切り替えられます。
ウィジェットにも対応していてアクセスも容易ですので、XPERIA GXをはじめAndroid端末で「ServersMan 050」を利用するなら必須アプリです。
まとめ
全ての作業をスマホで行うようなへービーユーザーにはオススメできませんが、例えば
利用頻度が低いが、外出先でのメール/SNSのチェックをしたい。
常用している携帯電話が他にあり、サブの電話番号が欲しい。
主に待ち受けが多い。
こうした用途で使用したい場合は、大手キャリアでスマホを契約するのは、もの凄くコストパフォーマンスが悪いです。
DTIのSIMであれば、250kbpsの回線、実用的なIP電話サービスを合わせて契約しても月額1,000円程度です。
しかも最低限の用途は間違いなくこなしてくれます。
最近は格安SIMサービスも提供業者が増え、安価なSIMフリー端末も増えてきました。
iPhone以外のDocomo端末も、そのまま利用できるケースが多いですので、用途を見据えてサービスを選択するのが重要です。
以上。