様々な理由が折り重なり、紙の本が徐々にフェードアウトしていく中で、今や読書はスマホ、タブレット、PCといったデバイスで行う時代になりました。
とはいえ、それぞれサイズや用途、利便性は異なるのでそれぞれに使い分けていくのが吉なわけですが、中でもちょっと難易度高いのが「マンガ」になります。
画面サイズの制約
まず、スマホでは画面サイズが圧倒的に足りません。
タブレットもサイズによりますが、一般的なマンガ雑誌のサイズよりは小さくなるため迫力に欠けるのは確か。

やはりマンガのように絵の大きさが直接表現につながるコンテンツは画面の大きなPCで読むべき。
それもノートPCの14~16インチではなくて、外付けの27インチくらいの液晶ディスプレイを用意するのが理想です。
自分の持ってる27インチWQHDディスプレイであれば、見開きでも読めますし、かつてのマンガ雑誌体験をそのまま味わえる環境です。
ストレージの制約
仮にスマホ、タブレットでマンガを読むとしても、一つ問題になるのはストレージの制約。
小説などの文字データと違って、マンガは画像データなのでストレージを圧迫します。
ストレージに余裕があればそのへんは問題ありませんが、自分で撮影した写真や動画が多い方にはけっこうきついこともあり得ます。
Androidスマホ、タブレットであればSDカードを利用することで本体ストレージ不足を回避できるのですが、SDカードにデータを保存できるかはアプリによって異なるので注意。
試した限りでは電子書籍アプリ(Kindle、BookWalker、DMMブックス)はSDカードを保存先に指定可能。
マンガアプリでは一部SDカード保存に対応してるものもありましたが、だいたいは本体のみのようです。
このあたりの制約を回避するという意味でもPCマンガ読みのメリットは大きいです。
アプリの制約
とはいえ問題は電子書籍アプリはWindowsやMacでそのままは使えないコト。
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一つの解決策としてはWindowsにBluestacksのようなAndroidシミュレーターを導入すること。
前回記事の通り、多くのマンガアプリはBluestacksで利用できますし、電子書籍アプリのAmazon Kindleも普通に利用可能です。
ただし、問題はすべてのマンガアプリや電子書籍アプリが使えるわけではないことも確か。
うちで利用してるBoolWalkerとDMMブックスはBluestacksでは使えませんでした。
とはいえ、BookWalkerとDMMブックスはWebページからは購入したマンガを読めるので、読書自体は問題なし。
ただ、本棚や未読/既読管理はできないため、例えば読書ノートのようなもので読書状況をアナログ管理していくなど、各自の創意工夫が必要。
こんな感じで
出先では読めない
本来であればスマホやタブレットを使って、出先でも読書ができる電子書籍アプリ、マンガアプリは非常に有用なものではありますが、ことマンガを読むということに関しては制約も多いです。
そういう意味では、出先読者では小説や活字書籍に専念し、マンガは家のPCでゆっくり読むという使い分けは、デバイス運用的にも悪くないのでは。