それなりに昔から自作PCを組んでると、みなさん悩まされるのはWindowsのライセンス認証。
メーカー製のPCの場合は、その機種のみに有効なライセンス認証が行われる仕組みみたいなので、再インストールなどしても、すぐにライセンス認証が行われますが、自作PCはそうはいかず。
特にCPUを含めてハードウェア構成を大幅に替える時は、再度ライセンス認証が必要です。
今回は、10年以上前に組んだ自作PCのWindows10のライセンスを、新しく組んだ自作PCにライセンスを移す作業をしたので忘備録として書き残します。
新PC組立の経緯
元の自作PCは、第4世代Core-i7という大昔のパーツ構成ですが、Windows11は対象CPUから外れたため、あらたに格安スペックで自作PCを組むことにしました。
基本、バックアップ専用のストレージサーバーで、バックアップ操作をするときだけ起動するようにしてHDD寿命を長持ちさせるためのPCです。
なのでCeleron G6900、B760マザーボード、DDR4-3200 8GBという超ロースペック構成。
セール等活用してだいたい2.2万円ぐらい。
始めは第8世代Coreあたりの中古パーツで組もうか考えてましたが、それでもCPU、マザボ、メモリで1.5万円以上かかるので、それなら新品で組んで長く使った方がよかろうという流れ。
今までのケース、電源、SSD、HDDと繋いで起動させるための作業は本筋ではないので割愛。
自作PCは普通にインストールしてもライセンスは認証されない
現状、手持ちの環境のライセンスは、XPあたりから長きにわたってパッケージ購入したり、プロダクトキーのみ購入したり、無料アップグレートだったり、優待アップグレードを経てきたこともあって、どのライセンスがどの機材で認証されてるかを整理するのはほぼ不可能な状況。
そもそもOSアップグレードをするとプロダクトキーも変わってしまうので、プロダクトキー入力では対応できませんで、マイクロソフトアカウントでのデジタルライセンスが現状唯一ユーザー側で把握できる方法かもしれません。
手順はわりと簡単です
まず、前提として旧自作PCはマイクロソフトアカウントでログインしておくことが大前提。
そうして新自作PCにWindows10インストールを実行します。
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インストール後には認証作業のために「設定」→「Windows Update」→「ライセンス認証」の画面を呼び出します。
本来であれば、こののようにライセンス認証状態が表示されますが、インストール直後は、ライセンスの認証エラーが表示されているはず。
そこで「トラブルシューティング」を押して対応を始めますが、たぶんライセンス認証はうまくいかず。
「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を押します。
そうすると、以前にマイクロソフトアカウントでログインしてた環境が表示される(はず)なので、該当環境を選んで「アクティブ化」を実行。
この手順でWindows10が新自作PCでライセンス認証が行われるはずです。
この後、Windows11へのアップグレードも無事に実行できましたので、これからも長く使用していく予定です。
「はず」が多い
文書中に「はず」が多いのは、マイクロソフト側からこれこれで操作してください…的な正式なアナウンスがあるわけではなく、やってみてうまくいけばそれが正しい…という経験のみが頼りなため。
そもそも自作PC自体がたいした台数ではないので、そのために特別な仕組みを用意するのもなんでしょうし(過去には電話による認証がありました)、マイクロソフトアカウントでの紐づけを用意していただいただけでも自作PCユーザーにはありがたい状況です。