導入してみてそこそこ使い込んでみましたので少しレビューしておきます。
割と使いであります
※2022/4/8追記
スリープからの復帰に失敗していたのはUSBメモリ起動に原因があったようで、本体SSDにインストールを行った後は発生していません。
メリット
何よりも動作が軽いです。
自分がいま動作確認に使っているのがSONY VAIO S13で第4世代Core-i5 4200Uですが動作がもたつくような感じは全くなく快適に動作してくれてます。
それは機能をブラウザ(Chrome)のみに絞るという思い切った設計思想によるものですが、それだけで済む用途の人もいるわけですし、古いPCが余っていてChromebookなんかにも興味あるけどどうしよう…てな人には試す価値おおありです。
USB起動でも問題なし
自分はWindows環境は残しておきたかったので、USB起動で動作チェックすすめてます。
試してみてる限りではUSBメモリから起動しても、特に動作速度には影響ないように思います。
SanDiskの超小型USBメモリを利用してるので横の出っ張りも最小限。
ただし、このUSBメモリかなり発熱するので、装着したままだと製品寿命的には気になるとこですが、たしか500円程度の品なので耐久テストさながら動かしてみようかと。
このころのVAIOにはASSISTボタンというダイレクトにBIOS画面で起動させるボタンがありましたので、BIOS画面経由で本体SSDかUSBメモリからの起動を選べばWinodws8.1/ChromeOS Flexのデュアルブート環境を構築できます。
不具合
まだアーリーアクセス状態のプロジェクトですから不具合はあります。
今のところうちで発生してるのは以下の1点。
スリープからの復帰に失敗してます。
スリープ復帰後フツーに動いているように見えて、マウスをクリックした時点で画面がカーソル残してブラックアウトします。
このへん電源ドライバまわりへの対応が不十分なんでしょうが、個別の機種の対応は難しいのかも。
現状スリープなしの運用してますが、VAIO PRO 13はけっこうバッテリ持つ機種なので、問題なくスリープできれば外出時の持ち出し機としても使えるのに少し残念。
開発進んで正式リリースまでには対応してもらえるコトを期待。
できること
Chromeブラウザ経由で実行可能なコトはなんでも可能です。
Googleのサービスはすべてカバーされてるはず(ぜんぶは確認はしてませんが)
なのでGoogleスプレッドシートやGoogleドキュメントで作業してGoogleドライブにファイルを保管する…的な作業は全部オッケーです。
オンライン版のMicrosoft Officeも利用可能ですので、書類確認などの最低限の用途ならWord、Excelにも対応可能。
最終成果物としてWord、Excelフォーマットでの提出は厳しいかも。
プリンターにも出力可能
Googleはクラウドプリントをやめちゃったのでプリンタは対応してるかどうかの情報入手が難しいのですがうちのプリンタは動作しました。
Canon G5030と少々マイナーな機種ですが、Wifi経由での印刷は可能でした。
プリンタの電源を入れるとWifi経由で自動的にプリンタを発見するも、自動設定はしてくれなかったので、メーカー、機種、プロトコルを自分で設定します。
メーカー:Canon
機種:BJ-10(G5030はリストになかったので適当に選択)
プロトコル:インターネット印刷プロトコル(IPP)
で動きました。
入力後に設定されたパラメータは以下の通り
アドレスの0e66a4000000はプリンター名らしいです。
631はIPPのポート番号で、あとの設定はなんかそれっぽいので察していただければ。
IPP設定の作法なんだと思います。
いちおう、このへんは試しながら設定してたら突如動くようになったので、これが正しいか不明ですし、お試しなさる方は自己責任にて。
(そもそもChromeOS Flex自体がまだ自己責任ですが…)
Googleドキュメントの書類などは普通に印刷可能で、ブラウザ画面とかの印刷もできます。
カラー印刷もOK。
SMB共有
これもいちおう可能です。
ファイルアプリのメニュー→「サービス」→「SMBファイル共有」を選べばネットワーク上のPCの共有フォルダをマウント可能になります。
ただしまだ実装が不十分なのかファイル共有URLはPC名ではなくてIPアドレスを直接入力して共有名まで設定しないと「追加」ボタン押せません。
また、Windows-PCとの共有は問題なかったですが、うちで使ってるASUSルーターのNAS機能(SMB共有機能)ではマウントできませんでした。
このあたりは実務に影響しそうなので可能ならなんとかしてほしいトコです。
Googleアシスタント
電源につながってれば「OK Google」で呼び出せます。
自宅専用音声入力アシスタントとしても運用可能。
画面設定まわり
VAIO PRO 13は13.3インチ1920×1080の液晶を装備してますが、OS上の解像度は1536×864に設定されます。
このぐらいだと文字も読みやすいですし、好みに合わせて割と細かく調整できるのでこのへんはWindowsより融通ききます。
色温度も無段階に調整できるので、目に優しいです。
長くなってきましたので
とりあえずいったんここまで。
もう少し使ったら、またレビューあげましょうか。