秋田県男鹿市のパソコン教室「ら・く・か」担当Mでございます。
「田舎でこそ活きる」を目標に、豊かなITカントリーライフを提案してまいります。
以前に、人生を変えるオススメ機種として「MacBookAir」をあげたことがありましたが、スペック的に十分でも一部の方には逆にオススメできかねる機種であることもここでお話しておきます。
それは、キーボードのストロークが薄く、打鍵感があまりにもないことです。
筐体デザインによる制約
MacBookAirは筐体デザインも綺麗で、かつ携帯性の良い薄い作りは、まさに、いつでもどこでもクリエイティブな作業をこなすのにぴったりな機種です。
しかし、その薄さゆえにキーボードのキーストロークも可動域の小さな、薄い設計にせざるおえませんでした。
グラフィック作業のようなポインター中心の作業であるならともかく、長文入力のような長時間にわたってキーボードを打ち込む場合は、疲労がたまりやすく、打鍵感の薄さから集中力の持続にも影響するはずです。
Appleに限らず総じて薄いキーボード
この傾向はApple製品に限りません。
国産のWindows機も、ほとんどアイソレーションタイプのキーボードが増えてきたため、打鍵感が薄く、長文入力には不向きな状況は同じです。
これは、パソコン教室「ら・く・か」担当Mのように、パソコンを使用した文書作成やコーディングに費やす時間の長い人間にとっては由々しき問題です。
自宅で作業する場合は、打鍵感のある外付けキーボードを利用できますが、外で使う場合はノートパソコンの利用が必須です。
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現在はThinkPad X200というノートパソコンの中ではキーストロークも打鍵感もある機種を使えていますが、次に買い換えるときは、きちんと実機で確認しないといけないな、と思う次第です。
ThinkPadシリーズも既に昔ながらのキーボードをやめ、すべてアイソレーションタイプのキーボードになってしまいました。
道具としてのこだわり
実際、仕事で使うモノとして考えた場合、打鍵感だの、キーストロークだの、言うべきではないのでしょうが、こと、道具として考えた場合には、使いやすい道具を使うことで効率があがるのなら、そこに投資は惜しむべきではないのも、また仕事で使うモノならでは。
本当であれば、ここでオススメの機種をあげられればいいのですが、残念ながらこればかりは各自が実機に触れてみるより他ありません。
少なくとも、担当Mが試した限り、MacにしろWin機にしろ、今現在使っているThinkPad X200よりも良好な機種は1つもありませんでした。
ThinkPadシリーズは秋田では店頭在庫品がほとんどないので分かりませんが、現行機種も一度確認しておきたいところです。
最近の危機感として、道具としてのこだわりを持って製品化されるものが徐々に減ってきているのを実感するケースが増えてきたこと。
日本経済が成長期から成熟期に入り、家電製品をはじめとして、ほとんどのメーカーが「買い替え」を意識して製品寿命を長くしたがらない、というのがあるように感じます。
本当に価値にあるものを、高くても長期間にわたって使いたい、というニーズを満たしてくる部門を、各メーカーが残してくれるといいのですが。