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VAIO PRO スペシャル

VAIO PRO 13を購入

今年の春まで使っていたThinkPad X200が故障した後、ThinkPad Edge E130を購入したのですが、残念なことに不具合が発生しメーカー修理になったのですが、結局、修理することができずに2ヶ月後に返品とな […]

2013-07-29 14.45.30
今年の春まで使っていたThinkPad X200が故障した後、ThinkPad Edge E130を購入したのですが、残念なことに不具合が発生しメーカー修理になったのですが、結局、修理することができずに2ヶ月後に返品となりました。

その後、代わりになるモバイルPCとしてSONYのVAIO PRO 13を購入しました。
現在のところ、購入1週間ほどですが、今のところの使用感など書いておきます。

サイズ・重量

2013-07-29 14.49.10
今までのX200の12.5’から、VAIO PRO 13は13.3’なのでサイズとしては大きくなりましたが、もともとX200には9セルバッテリーを装着してましたので、奥行きは実は短くなってます。
幅は広くなりましたが、今まで使ってたソフトケースにはギリギリ入る程度。
モバイルPCとしては、少々大きめですが大抵のビジネスバッグの類に入れるのには困らないと思います。

薄さと重量は圧倒的で、本体だけなら1kgを切ってます。
いろいろな点とトレードオフになってしまいますが、モバイルPCとしては、この軽さは替えようのないメリットです。
実際、今までのX200が1.5kgを超えてたので、この軽さは素直に感動しました。

ただし、あまりに薄すぎるので、手で持ったり、脇にかかえたりした時に、滑り落ちるような気配があり少々不安なのも確か。
薄すぎ対策については後ほど書きます。

画面の解像度

VAIO PRO 13の購入にあたって一番不安だったのが、13.3インチで解像度がフルHD(1920×1080)なこと。

動画や画像はともかく、文字の表示が潰れてしまうことが心配でした。
結論から言うと、高い解像度故に文字は潰れないので、表示は小さいながらも判読に困ることは少ないというのが実感。
ただし、日常的にテキストを読んだり書いたりする人は、それなりの工夫が必要だと思います。
テキストエディタのデフォルトのフォントをサイズを調整したり、ブラウザのズーム設定を大きめにしたり等の工夫をすれば困ることはないと思います。
ただし、表示が小さいことは確実ですので、テキスト作業が大部分を占めるような作業であればこの機種を選ぶのは得策ではありません。

なお、表示解像度を下げて使えば大丈夫かと楽観的にも考えていたのですが、本体ディスプレイで選べるのは1920×1080、1280×1024、1024×768となっていて、ワイド液晶を活かせる設定がありません。
将来的にドライバアップデートで改善するかもしれませんが、今のところは解像度を下げてもあまり改善いたしません。

強度

強度を基準にすれば、今までのThinkPadに比べれば、かなり落ちます。
そもそも、これだけ薄く作ってあるので、同程度の強度を維持するのは、いかにカーボン素材を多様しているといっても不可能でしょう。

ただし、荷物のたくさん入っているカバンに一緒に入れたりすには躊躇するレベルですが、普通に手持ちで運ぶ分には極端に弱いわけではなさそうです。
自分の場合は、出張ノートPCを持ち歩くケースの大半は車で持っていくコトが多いので、この部分は、そんなに気を使う必要はなさそうです。

拡張バッテリー

第4世代Coreプロセッサ搭載ということで、バッテリーは非常に長く持ちます。
カタログスペックでは10時間以上の駆動が可能ですので、実稼働でも6~7時間はいけるかと思います。
それに加えて今回は、拡張用のシートバッテリーを装着しています。
これで、バッテリー駆動時間は、ほぼ倍増する上に、他にもメリットがあります。

このシートバッテリーはVAIOの底面に装着するタイプで、くさび形になっているため、チルトスタンドのような役割を果たしてくれます。


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さらに、サイズのところで書いたように、VAIO PRO 13は薄すぎる故に、持った時に滑って落としてしまいそうな不安感があるのですが、シートバッテリーを装着すると、ちょうどよい感じの厚さになるので、ハンドリングが向上します。

最後に、VAIO PRO 13はバッテリー内蔵型のため、ユーザーで交換することはできずに、メーカーに依頼した場合は15,000程度かかりますが、シートバッテリーは10,000程度で販売されているため、シートバッテリーメインの運用すれば、割高な本体バッテリーの劣化を防ぐこともできます。

重量と薄さが犠牲になるので、判断は人それぞれになりますがシートバッテリー自体は、なかなかメリットの多い周辺機器の一つとしてオススメできます。

動画鑑賞

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購入前は、あまり想定していなかったのですが、フルHD解像度の液晶であることと、装着しているスピーカーの質が予想以上に良好であったため、動画鑑賞にも使用しています。
このあたりはThinkPadしか使って来なかった以前には考えつかなかった用途です。

もともと、テレビ録画をしているデスクトップPCにはUSBアンプを接続して、そこそこの音質で聞いていたのですが、当然ながら消費電力はそれなりにありました。
TDPが15Wしかない13’ノートで再生できることは、消費電力的にかなりのメリットです。

起動時間ほか

電源OFFからの起動や、スリープからの復帰など、いずれも5秒以内で実行されてかなり快適です。
SSDはPCI/E対応ではなく普通の128GBのSSDですが、速度的に困ることはほとんどないと思います。

気になること

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最後に、今時点で気になることをいくつか書いておきます。

ファンの騒音はけっこうウルサイです。
テキスト編集程度ならファンは回りませんが、フルHD動画の再生などでは回り始めます。
筐体が小さいが故に、小型のファンが高速で回るため、小さいながらも甲高い音がしますので、これが気になる方には、この機種はオススメできません。

第4世代Coreプロセッサにはスリープ中も、ときどき起動してメールチェック等をする機能があるようですが、現在のところドライバの不具合なのか、思うように動いてくれません。
自動で復帰するところはいいのですが、その後に再びスリープにする時点で失敗して、そのまま電源が入ったままになる時があります。
機能自体をOFFにしても勝手に復帰する時があるなど、まだまだドライバやアプリの対応が未成熟のようです。
この機能が不要であれば、起動も復帰も速いので、しばらくはシャットダウンするか、休止状態を使うのがいいかもしれません。

タッチパッドのクリックボタンは一体型になっていますが少し固めなため、ブラウザのマウスジェスチャなどは使いにくいです。
ThinkPadユーザー故に、かつてのトラックポイントの快適性が基準になってる部分はありますが、マウスジェスチャを快適に使うためには両手を使うか、指使いを工夫して利用するしかありません。

今のところ

デザインも自分好みですし、高級感もあるので、けっこう気に入っています。
プロセッサもCore-i5搭載し8MBのRAMのモデルでしたので、当面様々な用途で活躍してくれそうです。
薄さ軽さからくる可搬性と、液晶の表示品質は抜群ですので、このあたりを大いに活用していけるように、使って行きたいと思います。

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