と言いながらNECとBuffaloしか使ったことがないんで、他のメーカーならもっと良いってコトはあるかもしれないので、そこはご了承。
もっと率直に書けば、Buffalo製は、十分にNAS機能を備えてますが、NEC製はほんとにオマケ程度っていう感じ。
うちで使ってるのはNEC WG-1400HPとBuffalo WZR-600DHP3。
ちょいと前の機種なんで、最新版で改善されてるかもしれませんが、まぁご参考に。
DLNAサーバー機能は便利
まず、DLNAサーバー機能というのは、サーバーPCやNASに音楽、動画ファイルを保存しておいて、それをネットワーク越しに再生する機能。
具体的に言えば、mp3やaacの音楽ファイルをDLNAサーバーに保存しておけば、iPhoneなどの本体のメモリ容量が小さい端末でも、ネットワーク内ならいくらでも再生可能にできる。
もちろん動画ファイルも同様で、本体メモリを圧迫することなく、メディア再生ができるのが最大のメリット。
とはいえ、そのためにサーバーPCを常時起動しておいたり、そのためだけにNASを導入するっていうのは、あまりコスパのよい話ではなく。
できれば、もともと常時起動しているWifiルーターあたりが代用できるなら、それに越したことはなく。
というわけで、Buffalo製ルーター使って去年ぐらいからうちでも常用してます。
NEC製ルーターの制限
ところが、最近、同様にNEC製ルーターでもDLNAサーバー機能を利用しようかと思ったら、予想以上に機能が貧弱なコトにやや驚きました。
まず、メディアファイルの上限数が1,000までという制限。
これ、大雑把に考えると、音楽アルバム1枚に10曲入ってると考えると、100アルバム程度で上限がくる計算。
うちは7,000曲ぐらいあるので、とてもライブラリ全部は収まらない。
ここはもっと頑張ってほしい。
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次に、DLNAサーバーは、mp3やaacファイルのタグを読み込んで、アルバム、アーティスト、ジャンル毎にツリー構造を作って曲を探しやすくする仕組みがあるんですが、ここで読み込んでるタグがぜんぜん少ない。
NEC製は、アルバムとアーティストの2つだけ。
対して、Buffalo製はこれだけあります。
アーティスト/アルバムを組み合わせた複合ツリーもあるので、非常に曲が探しやすい。
おまけにm3u形式のプレイリストも使えるので、あらかじめ作りこんだ曲順をいつでも呼び出せるのは強み。
他にも、NECはアルバムアートなし、Buffaloはアルバムアート対応などなど、細かいところにも行き届いてる。
また、外部USB機器のフォーマット形式もNECはFATのみ、BuffaloはXFSが使えるので、サイズの大きな動画ファイルもサーバーに入れておける。
Buffalo製は、NAS代用は十分に可能
それほど転送速度やRAIDなどの機能を求めないなら、Buffalo製ルーターなら、十分代用になる。
が、NEC製ルーターでは、それは無理…あくまでオマケと割り切らないといけない。
個人的には、NEC製の方が通信の安定性は高いし、動画ファイルの転送時にも強みがあると感じてるので、このへんは、もう少し頑張ってほしいと思うところ。
ウェブ上でマニュアル確認してみたら最新のWG2600HPでに大差ない感じだし、ソフトウェア開発で何とかなる範囲なら、多少のコストをかけてでも開発してほしい。
せっかく提供してる機能が「オマケ」なんて言われるのは本意じゃないでしょうし。