正しくはMedia Player Classic Home Cinema。
なんですが、バージョン情報にはMPC-HCっていう略称しか載ってません…
今まではVLCメディアプレイヤーを使ってたんですが、いくつか不満があって、代替を探してみた次第です。
VLCでの不満点
ひとつは、他のPC上のファイルを再生する場合にGigabit Etherの有線環境ですら、再生が途切れるコト。
たぶん、キャッシュのサイズなどを変更できれば良さそうな気はしますが、いくつか試してもうまくいきませんでした。
ふたつめは、PCでTV録画した動画ファイルを再生する場合、最初の数秒は前の番組の部分が再生されますが、このタイミングで音声のビットレートなどが変更された場合、音声の再生速度がおかしくなるコト。
これは、一度プレイヤーの音声を無効にした上で、もう一度有効にすれば元にはもどりますが面倒です。
この2点の解消が第1目標でした。
MPC-HCのメリット
MPC-HCでは、上記2点は、問題なく解消されます。
再生の途切れも、音声の再生速度のきちんと出来てます。
その上で、MPC-HCはキー操作のカスタマイズ項目が豊富です。
再生の一時停止や、早送り/巻き戻し、画面の拡大/縮小に対して、好きなキーや、マウス操作を指定できます。
●マウスクリックによる再生/一時停止の無効
デフォルトでは、画面をマウスでクリックする度に一時停止/再生が行われますが、これは鬱陶しいので無効にします。
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メニューの「表示」→「オプション」から「キーバインド」を表示させて設定します。
「再生/一時停止」のマウスウィンドウ、マウスフルスクリーンに設定されてる項目を「なし」に指定することで無効にできます。
●早送り/巻き戻し
早送り/巻き戻しに関しては、(小)、(中)、(大)の3項目があって、デフォルトでは矢印キーの左右に(中)が設定されてます。
キーを(小)か(大)に変更すれば、早送り/巻き戻しの長さを調整できます。
●画面の拡大/縮小
普段はフルスクリーンで動画を視聴しますが、動画を見ながら作業をするような場合は50%程度に縮小した方が見やすいです。
これもあらかじめキーバインドが容易されていてAlt+1の組み合わせで50%に指定できます。
この三つの機能で、非常に快適に動画が視聴ができるようになりました。
Windowsで動画プレイヤーと言うとVLCプレイヤーが常に紹介されますが、対応フォーマット/エンコードが多いのは確かですが、細かい使い勝手まで比較するとベストではないケースも多々。
不満があるようでしたら、ぜひ別の動画プレイヤーもお試しを。