先週末あたりに急にWindows7のトラブルが数件持ち込まれまして…
症状としてはWindowsにログインできない。
もしくは、ログインしてもデスクトップの表示がいつもと違う…など。
タイミングから見てWindowsUpdateの不具合っぽい。
そのまま放置して次のWindowsUpdateを適用させるだけで回復したPCもありましたが、結局解決できずにレジストリ編集が必要になったPCも1台。
Windows7は古い設計なので、どーしてもセキュリティパッチ提供で不具合出やすいのは仕方ないです。
サポート自体も、あと2年で終了ですし。
ユーザープロファイルの編集
今回一番症状がひどかったPCは、ログインできずなくなり、何も対処できなくなるケース。
それでも、Windows7なら、セーフモード起動していろいろできるわけで、それでなんとか…という感じです。
手順としては
1.セーフモード(コマンドプロンプト付き)で起動
2.管理者権限のあるユーザーを作成
3.ログインできなくなったユーザーのユーザープロファイル(レジストリ)を編集
という手順で、なんとかログイン可能な状況に戻すことができました。
1.PCの電源を入れた直後にF8キーを連打して「詳細ブートオプション」画面を表示させて、「セーフモードとコマンドプロンプト」を選択してPC起動
2.コマンドプロンプトで復旧用の管理者ユーザー(例:safeuser)を作成する
net user safeuser /add
で、safeuserというユーザーが作成されるので続いて
net localgroup Administrators safeuser /add
で、管理者権限を付与したら、シャットダウンを実行。
shutdown -r -t 5
3.再起動したら、データが破損したと思われるユーザープロファイル(レジストリ)を編集します。
Microsoftのサポートにも記述があるので、こちらも参考に。
コマンドプロンプトにregeditと打ち込んでレジストリエディタを起動。
編集するのはこちらのエントリ。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList
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編集をミスると大変なコトになるので、まずはバックアップをとりまして…
「S-1-5-のなんたら」というエントリがユーザープロファイルの詳細を記録したもので、ProfileImagePathキーの中にユーザー名が含まれるエントリを探します。
ユーザーerruserの場合はこんな感じ
ログインできなくなってるのはこのエントリ全体の記述がえらく少なくなってるはず。
(画像はちゃんとログインできる正常のやつです…)
で、これのバックアップが自動で取られてる場合があるようで、その時は、「S-1-5-のなんたら.bak」というエントリがあるはず。
ケースによっては、「S-1-5-のなんたら」がなくて「S-1-5-のなんたら.bak」のみの場合もあるらしい。
なので、これを戻してやればいい。
「S-1-5-のなんたら」を「S-1-5-のなんたら_2」に名前変更(「S-1-5-のなんたら」がある場合)
「S-1-5-のなんたら.bak」を「S-1-5-のなんたら」に名前変更
「S-1-5-のなんたら_2」を「S-1-5-のなんたら.bak」に名前変更
さらにRefCountキーを0に、Stateキーを0に。
とすれば、ユーザープロファイルを復帰できるはず。
レジストリエディタを終了して再起動して、元のユーザーでログインできるか確認してみましょう。
次のPCを考えよう
正直、Windows7の寿命もあと2年なので、次のPCに何を選ぶのかは、そろそろ考えていいと思います。
Windows7の頃は、ITデバイスはそもそもPCしか無かったので特に選ぶ必要もなかったんですが、今は多くのITデバイスで同じようなことができます。
PCの前にどっかりと座って、文書作成や数値計算、そのほかコンテンツ作成なんかをじっくりやる人にとっては、相変わらず従来のPCが最適解。
ネットのブラウズやメール、SNS程度であればタブレットの方が、小さくて手軽に使えて便利です。
iPadであれば、同じ機種ユーザーも多いので、割とオススメですし。
同じPCでもキーボード部分を取り外しできる2in1タイプも増えてきましたので、PC/タブレットの良いとこどりもできます。
トラブルで持ち込んだ方は、孫とのSKYPEが目的だと言ってたので、次はタブレットがいいと話してました。
技術が進んで、選択肢が増えたんですから、選択する自由は楽しまれた方がいい。
せっかくなので。