前回に引き続き電源関係の話題。
この春、発売されるノートPCに「ピークシフト機能」が搭載されている機種がいくつか発表になっています。
一般には馴染みの薄いピークシフト機能ですが、パソコン教室「ら・く・か」でも愛用されている、ThinkPadユーザーの中には、ピンと来たかたいらっしゃるでしょう。
簡単に言うと、電力需要の大きくなる時間帯はコンセントにつないでいても自動的に内蔵バッテリーに切り替えて動作し、ピーク時間が過ぎれば、また、コンセントからの動作に戻す。
この時、すぐに充電を始めると、それで電力需要を押し上げちゃうので、充電自体は深夜などの時間に行うように制御する、という感じのものです。
一時、けっこうPRしてた気がします。
その後、定着せずに消えていったものと思いましたが、どうやらこの春、大々的に復活をとげそうです。
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おそらく、首都圏で今年以降継続されるであろう計画停電に関して、一定の需要があると見込んでのことなんでしょう。
確かに、この機能があれば、計画停電の行われる時間帯をバッテリー動作にして、深夜電力で充電するというサイクルで運用できるので、PCがないと仕事にならん!という部門にとってはありがたい機種であることは間違いないでしょう。
もちろん、パソコンだけ動いても、プリンターだの、ネットワークだのが停電で止まってしまうと意味がない職場もあるので、そのあたりは、よく吟味する必要があるとは思いますが、既存のThinkPadでも、ちょっと設定すれば稼動してくれるようなので、今度時間をとって試してみたいと思います。
追記:
ちなみに、調べてみるとThinkPad以外でも東芝の機種が「ピークシフト」を謳ってますが、ちらっと見た限りだとバッテリの駆動時間が1.6時間しかなく…これだと計画停電乗り切れないですね。
ThinkPadは比較的安価なLシリーズでも5~6時間を確保してるようなので、このへんもちゃんとチェックしないといけないです。