男鹿のパソコン教室「ら・く・か」でございます。
普及が加速しているスマートフォン。
パーソナルユース以外にも、ビジネスユースという意味でも使っている人が増えているようです。
ところが、ビジネスユースの場合、既存の携帯電話をスマートフォンに機種交換するだけでは、そのメリットの半分も享受できないことになるケースが多々あります。
どういうことでしょう?
1.電話をしながらスケジュール確認ができない
ビジネスマンであれば、スケジュール調整のために、スケジュール管理アプリを利用することは頻繁にあるはずです。
電話をしながら、予定を確認しつつスケジュール調整というのは、いかにもありそうなケース。
中でも、Googleカレンダーなどのネットサービスを利用しているなら、パソコンで入力した予定をスマートフォンからでも確認できるので非常に便利です。
ところが、スマートフォンで電話を受けてしまうと、せっかくのスケジュール管理アプリの画面を見ながら通話することができません。
結局、スケジュール管理は手帳で、という本末転倒な結果に。
2.メール、アドレス帳、ドキュメント等も同様
こちらも1.のスケジュール確認と同様です。
通話という従来の携帯電話でも果たせる機能に占有されてしまい、せっかくのスマートフォンの高機能が活かされていないわけです。
スケジュール確認であれば、手帳でも代替できますが、過去のメールの確認や、添付ファイルとして送られてきたドキュメントの内容など、これらは他の方法でも代替は難しいでしょう。
3.電池の持ちが悪い
どんなに大型バッテリーを搭載していても、スマートフォンのバッテリー持続時間は、従来の携帯電話に遠く及びません。
例えば、仕事先に向かう途中で、スマートフォンでドキュメントの修正や、メールの応対をして準備万端に整えたものの、その後、バッテリーが切れて、連絡の電話を受けられず、肝心の仕事先に迷惑をかけてしまう、なんていう話はときどき耳にします。
仕事中であれば、常に電話を受けられる状態にないといけない、というのはビジネス向けとしては必須条件のはずです。
4.魅力的なアプリが多い
これは本来はメリットなのですが、ことビジネスという意味ではデメリットでもあります。
ちょっとした空き時間を、今までなら読書等にあてていた時間が、スマートフォンの魅力的なんアプリ(SNS、ゲーム、エンターテイメント等)に使ってしまうというケース。
これは、本人の自覚次第という部分ではありますが、スマートフォンのバッテリーを使ってしまう、時間の有効活用を阻害する、という意味ではビジネスに向かない一面です。
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というわけで
ビジネス向けというのであればスマートフォンを1台だけで運用するというのは、あまり得策ではありません。
考えられる対応策としては以下のような感じでしょうか。
1.従来の携帯電話+スマートフォンという2台体制で運用する。
2.モバイルバッテリーを携帯して、バッテリー切れになることを防ぐ。
3.ビジネス用途のスマートフォンには、メール、ネット以外のアプリを極力インストールしない。
といったあたりが妥当と思います。
実際、パソコン教室「ら・く・か」の担当者は1.の方法で2台持ちを行なっています。
2台持ちというと、料金が高くつくように思われますが、工夫次第で安く抑える方法もたくさんあります。
そのあたりは、今後の記事の中でお話していきたいと思います。