秋田県男鹿市のパソコン教室「ら・く・か」でございます。
「田舎でこそ活きる」を目標に、豊かなITカントリーライフを提案してまいります。
買い物インフラが衰退するであろう近い将来に備えて、今からインターネットを活用した対抗策を準備しておきましょう、というお話です。
1.男鹿でも買い物事情は悪化中
田舎”人口が少なく経済的に脆弱化している地域”は、インフラ自体が衰退していくのは間違いないでしょう。
電気、水道といった公共インフラはともかく、商業インフラは採算のとれない地域からは順次撤退していくきます。
特にスーパー等の食料、日用品を扱った商業施設はもっとも動きが早いはずです。
男鹿でも南側にはまだスーパー等が残っていますが、北側の地区にはもう規模の大きな生鮮食料品を扱うお店がなくなっています。
今後の年齢別の人口比を考えると船川あたりも、そう遠くない時期に十分なお店が無くなる可能性もあります。
公共交通機関も赤字路線が次々と廃止されている以上、どうしても車への依存が強まり、それも高齢化やガソリンの高騰などあると、維持が難しくなります。
それなら移動販売をすればいいじゃないかと提案される方もいらっしゃいますが、品揃えの上でどうしても限界がありますし、他地域での状況をみる限り採算ベースに載せるのは難しそうです。
2.インターネットでの買物インフラ構築
こうした事態への解決策の一つとして、社会全体で提案されているのがインターネットを使った買い物インフラの構築です。
男鹿では昨年、市内全域に光回線が設置されましたので、基本インターネットに接続できない地域はないはずです。
Docomoなどの携帯電話網を使ったネット接続もありますので、望めば誰しもインターネットを利用することができます。
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基本的に、インターネット経由で各家庭の注文を受付て、宅配業者の物流網を使って配達するような仕組みになるでしょう。
これを地元のスーパーがやるのか、大手が全国を網羅するかはわかりませんが、どちらかというと後者の方が早くサービスを始めそうな気はしています。
3.田舎で活きるための必須スキル
この時に、パソコンを使いこなせないという状況は、非常にまずいです。
人口が少ない以上、売上もそう多くは望めないため、可能な限りコストは下げなければなりません。
そうなると電話での注文受付はサポートされない可能性が高いわけです。
特に食料、日用品のような少量多品種の注文は電話で受け付けるには限界があり、サポートされたとしても追加料金等が発生することが考えられます。
そう考えると、インターネットで商品を注文をするぐらいのスキルは、田舎に住み続けるための必須スキルと言えるかもしれません。
例え高齢者であっても、いえ、高齢者だからこそ身につけなければいかないスキルというわけです。
というわけで
地方の衰退は加速し、田舎で生活するためには、都会のように充実したインフラの中で生活するのとは違ったスキルやライフスタイルが必要になってきています。
中でも遠隔地である不利を軽減させるインターネットを利用したサービスを使いこなすことは必須のスキルであると考えます。