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WindowsXPのデメリットを考えてみる

秋田県男鹿市のパソコン教室「ら・く・か」担当Mでございます。 「田舎でこそ活きる」を目標に、豊かなITカントリーライフを提案してまいります。 普段メインで使っているThinkPad X200が故障したお話を前回しましたが […]

秋田県男鹿市のパソコン教室「ら・く・か」担当Mでございます。
「田舎でこそ活きる」を目標に、豊かなITカントリーライフを提案してまいります。

普段メインで使っているThinkPad X200が故障したお話を前回しましたが、そのために現在WinXP環境のノートPCで原稿を書いております。
今回はあらためて使ってみたWinXPの使用感について。

パソコン自体は他にもWin7デスクトップ、Win8デスクトップ(教室使用)、WinXPノート(17インチ)と所有しているので、すぐに仕事ができなくなるような事態ではないのですが、とりあえずノートで仕事をするためにWinXPノートに環境を移動させました。

来年の春にはマイクロソフトのサポートも終了し引退間近のOSですが、久しぶりに使ってみて、あらためて10年前のOSだなぁ、と感じた部分を書いてみます。

文字が読みづらい

これは、WinXP環境で作業を初めてすぐに気づいたのですが、文字がすごく読みづらい。
一瞬なぜだろうかと考えましたが、これはフォントのせいです。

font01

WinXPの頃は、まだまだパソコンの主流はデスクトップ機だったので、パソコンとディスプレイはケーブルで接続していたのですが、このケーブル接続方式がアナログ式が多かったのです。
つまり、表示された文字が滲むのです。
そのため、WinXPの頃のフォントは表示に細めにデザインされていました。
ある程度滲んでも、文字が判読できるようにしていたと思われます。

現在のWin8やWin7環境のフォントは、もう少し肉付けされていて可読性があがっています。
液晶自体の表示精度の向上もあって、普通にWebをブラウジングしているだけでも、目の疲れやすさが違ってきます。
このあたりは実はサンプルの文面の中にあるように、設定次第で変更することは可能ですが、パソコンに詳しくない人にはちょっとハードルが高いです。

ソフトの対象OSからの除外

今まではWindowsXPがマイクロソフトのサポート対象ということで、各ソフトハウスも動作対象OSにWindowsXPが入っていましたが、これもどんどん対象OSから除外されていくはずです。
試してみると動く、というソフトは残るでしょうが、何かあった場合の保証もサポートもない状況は、初心者の方にはつらいかもしれません。

skydrive01

実際、今回WinXP環境を使って困っているのはマイクロソフトのSkyDriveが非対応なこと。
SkyDriveはマイクロソフト自身が提供しているネット同期サービスで、標準で7GBまで対応しているので、仕事のデータを編集しながらリアルタイムでバックアップや共有ができたのですが、これが使えないのが地味に不便です。
データを同様のサービスであるDropboxに移して運用していますが、Dropboxは標準で2GBまでしか容量がないため、写真データなどを共有できずにちょっと不便な状況です。

今のところ、他に致命的なソフトが動作しない状況には遭遇していませんが、今後は先進的な機能であれば、あるほど増えてくるはずです。
既に最新のオフィスソフトであるOffice2013は、動作OSの対象からWinXPを外しています。


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細かい動作の違い

これは、ほとんどの方が気がついてないと思いますが、実は、WinXPの頃のWindowsの動作の流儀は細かい所で現在の主流OSであるWin7、Win8とは異なっています。
細かいチューニングに関わる部分ですが、これは使い込むにつれてけっこうな違いであることに気づきます。

例えば、WinXPではファイルをコピーしたり、移動させたりする場合に、エクスプローラーの左側に動作メニューが表示されます。ここから動作を選ぶのですが、現在のOSではここにメニューは表示されません。
あまり評判がよくなかったのか、今は別の方法(メニューが上部に整理された)が使われます。

また漢字変換で間違った場合の操作も違なっていて、BackSpaceで取り消せる範囲が拡大して修正しやすくなっています。
無限に伸び続けるスタートメニューからのソフト一覧もマウスで追っていくのが大変なため、廃止されています。

いずれ、その後10年間の間に改良された部分は、比較的パソコンに慣れていない人の方がメリットが大きいと思います。

動作事態が遅い

そして、最大にして最も重大な問題。
これはOSのせいではなく、ハードウェアの問題です。
動作がとにかく遅いのです。

それはそうです。
WinXPが終了したのが2007年ですから、最も新しくても既に6年前のハードウェアなのです。
その後、パソコンで動作するソフトや、ネットを通じて提供されるサービスは年々、高度になり、複雑になり、必要とされるパソコンの性能も徐々にあがってきているのです。

パソコン教室「ら・く・か」で使っているノートPCは5年前に購入したものを、WinVistaからWinXPにバージョンを落として使用していますが、それでもハードウェアの古さからくる、動作の遅さは目立ちました。

ブラウザをスクロールされる動作一つとっても、WinXPの頃のハードウェアを使っていると、画面の表示が間に合わず表示が遅れるのがしばしば見られます。
画面できないレベルではないですが、長時間の使用では目が疲れる原因にもなるでしょう。

買い替えどき

新しいサービスを実現していくには、新しいハードウェアも必要になるのは、ある意味当然です。
だからとって毎年新しいハードウェアを買い換えるというのは行き過ぎですが、ITデバイスに関してはやはり10年も前に設計・製造されたものをいつまでも使っていては次には進めません。

もちろん一般家庭では、携帯電話やスマートフォンが、優先順位の高いITデバイスになりつつあるのは間違いないですが、Win8であれば、指先だけで使えるタブレット型のデバイスも数多く発売されています。
ここらが買い替えどきだと考える時期がきたようです。

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