たまたまネットで見かけたVAIO PROに対するレビュー記事を見つけました。
http://www.gizmodo.jp/2013/08/vaio_pro_1.html
・ただし最も顕著な欠陥としては、ヒンジでしょうか。完全に平らで堅い物の上でも、なんかグラグラするんですよね…。机やテーブルの上ならまだ少しは安定感はあるのですが、グラグラしないように何らかのサポートが必要なようにデザインされているんじゃないのかと思うくらい。タッチスクリーンを使ってもぐらつきます。
さらにカーボンファイバー製なので、軽くて耐久性があり熱にも強いのですが、指紋がとてもつきやすいです。本体の両端を持って指を軽く曲げると、キーボードの中央が曲がって少し飛び出します。南シナ海の潜水艦の表面を見ているような気分になりますよ。
他にもこの本体のボディ構成には多くの問題を感じます。
・これは買うべき?
僕は止めた方が良いと思います。でも、もし購入したとしても、きっとあなたは気に入ると思います。超軽量ボディを求めていて、どうしてもそれに心揺さぶられるのなら良い選択だと思います。あとソニーファンにも。しかしながら一方で、同じような値段でVaio Pro より優れたウルトラブック、例えばAcer Aspire S7やLenovo Yoga も同時に検討することをオススメします。
書いた方は、あまりVAIO PROをお気に召さなかったようですが、ただし、書いてあることはその通りだと思います。
それを踏まえた上で、VAIO PROを選ぶ際のポイントをチェックしておきたいと思います。
興味を持って情報収集してる方は、ぜひご参考に。
軽さと弱さ
指摘されるように「軽く、薄く」が徹底されてるVAIO PROは強度的には、かなり柔いです。
この柔さが気になる方も確かにいらっしゃると思います。
自分も、たくさん荷物が入った重いカバンに一緒に入れて持ち運ぶのはちょっと戸惑います。
保護ケースのようなモノに入れて運ぶのを前提にするべきなのかと思います。
自分は、ほぼ1ヶ月使いましたが、初めに心配するほと弱いわけではないと感じています。
実際、ノートPCですので、そもそも乱暴に扱うことはないですし、その意味では必要最低限の強度は確保されてます。
あえて言うなら、スマホやタブレットほどの頑丈さはないよ、という感じでしょうか。
逆に、その部分に納得できれば、圧倒的な軽さを手に入れられます。
パワーウェイトレシオという評価基準があれば、おそらくトップクラスの位置に評価されるはずです。
ヒンジ部分の不安定さ
これもその通りで、そもそも液晶部分はその薄さを見るだけでフラフラたわみみますし、おまけに液晶部分の白い2つの脚付き部品が、机の上に直接触れて重さを支える構造なので、ここが不安定なのは仕方がない設計です。
自分は、ハーフグレア液晶が必須でSONY STOREでタッチパネルなしのモデルを買ったので、液晶部分に手を触れるコトはないのですが、タッチパネルをフル活用したいと思うならVAIO PROを選択するのは厳しいです。
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逆に、現状のWin8では、さしてタッチパネルの必要性を考えていないのなら、ヒンジ部分の不安定さを気にする必要はありません。
シートバッテリの追加
ちなみに指摘された上記のポイントは、若干ですが改善策が存在します。
それはシートバッテリの装着。
底面にくさび状のバッテリを装着することで、全体としての強度は向上します。
また、液晶部分が直接接地しなくなるので、液晶のグラつきも改善されます。
その代わりに、重量は増加しますので、その点においてはトレードオフになります。
この状態で追加されるメリットは「圧倒的なバッテリ稼働時間」「タイピング性の向上」「ハンドリングの向上」です。
特に自分は、シートバッテリ非装着の状態では、強度よりも、薄くて手から滑り落ちてしまう恐怖感の方が強かったため、シートバッテリを装着することでハンドリングが向上したことは、けっこう気に入っています。
デザイン的にも、他にはない形状になるので、そういう差別化が好きな人にもオススメです。
その他のポイント
さすがに15万前後の機種だけあって、他に目立った弱点はありません、というか他のポイントに関しては、すべてトップクラスにあると思って間違いないです。
今のところ無線LANのドライバーにまだ問題があるような感じですが、そのうちにアップデートされると思いますし、設定で回避することもできてる感じです。
ファン騒音は、先日のBIOS更新で、だいぶ改善されましたので、CPU稼働率の高い状態にならない限り、そんなに気になる程ではなくなりました。
ただ、前の記事で書いたとおり、フルHDの画像再生時には、それなりに回りますので、そこはご承知おきを。
まとめ
指摘記事ではAcer Aspire S7やLenovo Yogaを一緒に検討となってますが、ちょっと直接のライバルとは言えない気がします。
タッチパネルや堅牢性を重視するなら、もう少し厚めの機種が向いています。
普通にメールとインターネットを何処でもしたい、というだけなら液晶の解像度は落ちますが、MacBookAirあたりを選ぶのが無難だと思います。
VAIO PROを選ぶのは、軽量、ロングバッテリーそして高画質&高性能というあたりがポイントです。
「VAIO PRO 13を辛口にチェックしてみる」への2件の返信
初めまして。
実は、gizmodoの記事を見てpro 13の購入をためらっていましたが、
このブログを見て購入を決断しました。ありがとうございます。
eiさん、コメントありがとうございます。
記事を書いてから、かなり立ちましたがVAIO PRO 13気に入って使っております。
現在のところ、目立った不具合もなく、自分にとっては相性のよいマシンのようです。
万能マシンとして期待されると、少々不満なトコロも出てくるかと思いますが、特性を理解した上で活用してやれれば、この上ない満足感のある機種だと思っています。
ぜひ、VAIO PROオーナーライフ楽しんでください。