前回に続いて、今回はWindows VISTAのクリーンインストールです。
環境はWindows VISTA Home Preminum 32bit。
それにOffice2007 Personalを入れてます。
仮想環境(Vmware)へのインストールを実行。
前回のWindows7よりも、かなり手こずった難物です。
こちらもWindows Updateがいつまでも終了しない症状で、最新のセキュリティが保てない状況。
何しろリリースは2006年なんで、ほぼ10年前のOS。
たぶん、セキュリティパッチの作成は複雑怪奇を極めてることが想像できます。
基本手順
Windows7の時と同様で、更新の確認に時間がかかる更新プログラムを、事前に手動でインストールするっていう手順です。
こちらのサイトを参考に作業しましたが、残念ながらそのままってわけにはいかなかったので、いくつか手順を加えてます。
それがうちの環境特有なのかどうかは検証できてませんが、同じ症状でWindows Updateが進まない方はご参考に。
手順
1.Windows VISTAの再インストール。
これは前回同様、それぞれの環境に合わせてやってください。
DVDからインストールの場合もあれば、リカバリーエリアからのインストールもあるはずなので、それぞれのマニュアルに従って。
2.SP2のインストール
Windows VISTAは、サービスパックがSP2まで出ているので、必ずこちらを適用してください。
この段階でWindows Updateによる更新はあてにならないので、下記のリンクから更新プログラムをダウンロード&インストールします。
3.Internet Explorer 9のインストール
続いてIE9のインストールです。
現状IE9では対応できないサイトも多々ありますが、VISTAではIE9しか動きませんので。
4.更新プログラムの手動インストール(2016年12月分)
本当なら、この段階でWindows Updateにお任せできるはずなんですが、ここで実行しても、更新の確認が延々と続きます。
いくつかの更新プログラムが、めちゃくちゃ時間をとってしまうらしく、仕方がないので、それらを手動でダウンロード&インストールします。
まずは以下の5個を。
KB3197655
KB3191203
KB3203859
KB3204723
KB3204724
5.更新プログラムの手動インストール(2016年10月分)
参考にしたサイトの内容だと、前の手順まででWindows Updateの実行が素早く終了したようですが、うちの環境だと残念ながら更新の確認が終わらず。
いろいろ試してみて、2016年10月に提供されてる更新プログラムの手動インストールも必要でした。
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6.Windows Updateを実行
ここまで手動インストールを実行したらWindows Updateを実行。
Windows7ほど素早くは終わりませんでしたが、数分で更新の確認が終了。
200個以上の更新があるので時間はかかりますが、ここまでくればあとはひたすらWindows Updateを繰り返し実行するだけで、最新のVISTA環境を手に入れられます。
7.Office 2007 Personalをインストール
続いて、Office 2007をインストールします。
サービスパックもSP3まで出ていますので、適用しておきます。
でもって、Office 2007の更新プログラムもWindows Update経由で入手できるように設定しておきます。
8.更新プログラムの手動インストール(2016年12月分)
VISTA本体と同様、Office 2007も時間のかかる更新プログラムがあるので、これを手動でダウンロード&インストールします。
9.Windows Updateを実行
これでOffice 2007向けの更新プログラムも、Windows Updateで更新できるようになります。
試行錯誤の連続だったんですが、なんとかこれでWindows VISTAおよびOffice 2007のクリーンインストールと、最新環境への更新が完了しました。
お疲れ様でした。
VISTA環境はリプレイスをご検討
ここまで辿り着くのに、けっこうな試行錯誤をしてます。
更新の確認が終わらず、最新のセキュリティパッチが適用されていないVISTAパソコンは、けっこうな数に上るものと推測されます。
実際、パッチの提供期限も来年の4月11日までと目前に迫っています。
それ以降は、新たなセキュリティ脅威に対しては無防備なパソコンになります。
ハード的にも、もう限界に近いはずですので、今手元にVISTAパソコンがあって、今後もパソコンを使われる方は、早めにリプレイスを検討なされたほうがよろしいかと思います。