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Windows10で5.1chヘッドホンサラウンド再生

パソコンで5.1chサラウンド再生について、いろいろ試してみたのでその顛末記。

ひさびさにWOWOW加入して映画なんかみてると「5.1ch」っていう表記にふと思うところあってパソコンで5.1chサラウンド再生はできないものかと少し調べてみました。

もちろんWOWOWの録画はビデオデッキからAVアンプなんかにつながないと見れないので、パソコンで再生できるのは5.1chで収録されてるDVDあたり。
NETFLEXあたりだとWindowsのアプリからDolby Atmosで再生できるらしいですが、今のところ加入の予定なし。

あと、ゲーム用のサラウンドの話もしません。

一般的な映画のDVDということで5.1chのドルビーデジタルの再生を目指すというコト。

もちろんスピーカーを6個も配置できないし、大きくて重たいAVアンプを机の近くには置けないので、ヘッドホンを使ったバーチャルサラウンドを利用することにします。
バーチャルサラウンドを売りにしたヘッドホンシステムも販売されてますが、これまたお高いですし。

Windows10標準のヘッドホンサラウンド

現行のWindows10には二つのヘッドホンサラウンドが備わってます。
Windows Sonic for Headphonesは無料ですぐに利用できますし、有料のDolby Atomos for Headphonesも1週間の試用ができますし、購入するにしても1,650円ほどなので割と手軽に導入できます。

ただ、問題はヘッドホンサラウンドが有効になるには、それなりに知識や設定が必要そうというコト。
今回そのへんを試行錯誤してみました。

ちなみに、ヘッドホンサラウンドが有効なのは、あくまで5.1chの音源に対してであって、普通のステレオ音源に対して設定を有効にしても、何の変化もおこらない(はず)なので、お間違え無く。

設定自体は単純

ヘッドホンサラウンドの設定自体は簡単です。
サウンドの設定画面から「デバイスの設定」に移動して、そこで立体音響(ヘッドホンサラウンド)の設定ができます。

うちでは音声をUSBオーディオインターフェスで出力してまして、今回使ったのはEDIROLのUA-3Dという古いやつにJVCのHA-RZ910という普通のヘッドホンをつなぎました。

普段はYAMAHAのRP-U100で音は再生してますが、こちらはアンプにドルビーのデコーダーが入ってるのでヘッドホンサラウンドの話をするとややこしくなりそうだったので使ってません。

これでVLC Player、PowerDVD20(試用版)、MPC-BEの3つのプレイヤーでそれぞれ試してみます。

VLC Player

いちおうバージョンを書いておくと「3.0.8」
ネットで検索してみて5.1ch関連の記述を見てみましたが、結果から書くとデフォルトの設定で問題ありません。
オーディオ設定で出力モジュールやパススルーの設定するような記述を見かけましたが、結果としてはヘッドホンサラウンドの音には影響はなく。

Windows SonicもDolby Atomosも、デフォルトのままで効果を確認できました。
もちろん音源が5.1chであるのは必須(DVDのメニューで5.1chを指定する等)です。

ネットにあったのは、おそらくAVアンプのような外部のドルビー・デコーダー機器へ出力する場合の設定だったかも。
バージョンアップで機能が変わってたりしますしね。

PowerDVD20(試用版)

次にPowerDVD20、いきなり購入するには少々お高いので試用版で試してます。

こちらはサウンド設定が必要になりまして、音声の出力を「6スピーカー」に指定することで5.1chの音をヘッドホン・サラウンドの処理に引き渡せるようです。


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あとはVLCと同じ。
響きの効果もほとんど同じに聞こえてます。

VLCですでにヘッドホンサラウンドが利用可能なので有料ソフトを購入する理由は薄いですが、Blu-ray Discをお持ちの方は、これでヘッドホンサラウンドが有効になるのかは、ちょい試してもいいのかも。

MPC-BE

さて、問題はMPC-BE(バージョンは1.5.5 (build 5274) beta)です。

こちらも特に設定する箇所もなくそのまま使っていいと思うんですが、Windowsの立体音響の設定のところで、なし、Windows Sonic、Dolby Atomosを選択しても音の響きに変化がありません。
途中、いろいろとMPC-BEの設定を変えてみても何も変わらない。

MPC-BEでは使えないのかな?と一瞬考えたんですが、よくよく聴いてみると…あれ?

これ、デフォルトで5.1chのサラウンド再生になってないか?

あくまで、自分の耳で聴いた範囲での話ですが、どうも他のプレイヤーでDolby Atmosなんかを指定した時と同様の音の響きがデフォルトで出てる気がします。
もしかして5.1ch音源に関しては自前でバーチャルサラウンド処理をしてるのかも。

自前でバーチャルサラウンド処理済みであれば、すでに2chの音になってるわけですから、Windows SonicやDolby Atmosを指定しても音の響きが変わらないのは道理。

あくまで、自分の耳で聴いた上での判断なので、気になる方はご自分の耳でもご確認を。

効果のほど

そもそもバーチャルサラウンドっていうのは、効果の個人差が大きいらしく、自分はそれほど包まれるような音響を感じたわけではないです。

ですが、音場を広げるコトで埋もれがちな個々の音がハッキリと聞こえるような感じになること。
Atmosの方は低域のブースト強めな分、臨場感が強調される感じがすること。

昔はバーチャルサラウンドっていうと、中の音がスカスカになるような印象がありましたが、今はマイルドにまとまってる感じで映画鑑賞に使うには悪くない気がします。

Dolby Atmos

今回気に入った音はDlby Atmos for headphones

名前こそAtmosですが、本物のマルチスピーカーのAVシステムには遠く及ばないのは明白(本物は聞いたことないですが)で、Dolby監修による5.1chヘッドホンサラウンドという認識が正しいと思います。

費用的にも1650円ほどで、映画鑑賞の楽しみをアップできるなら悪くない選択。
VLC Playerでそのまま楽しめそうですし。

自分が試した方法は、すべて無料ソフトと試用版で確認できるので興味のある方は、ご自分の耳で確認された上で導入なさるのをお勧めします。

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