ここのところ、各PCメーカーが注力してると思われるのは、薄型軽量のモバイルPC。
Coreプロセッサを搭載しつつ大容量メモリに高速SSD。
バッテリ持続時間も大幅に伸びていて、モバイルPCとしては非常に完成されている機種が10~15万円ぐらいを主戦場にさかんに争ってる。
自分が使っているVAIO PRO 13も既に購入から5年を経過してるものの、スペック的にも、実際の動作でも全く見劣りするところは無く、まだまだ一線で活躍できるパワーをキープしてます。
もちろんベンチマークとかとればスペック差は明らかですが、そのスペック差が表れるのは、動画編集や3Dゲームといったやや特殊な用途。
仕事や自分の趣味に関してはいえば不満も全くないというのが現在の状況。
ただし、弱点がないわけでもなく。
その一つが画面サイズ。
どんなに高品質、高精細をアピールしていても、実際の画面サイズが13インチに限られているため、大画面のデスクトップPCに作業効率ではかないません。
これは各社から発売されている10~13インチクラスの薄型軽量ノートPCについても同じ。
どんなに精緻なディスプレイでも、凡庸な大画面に敵わないのです。
外付けディスプレイは必須
もちろん改善策はあります。
PCのパワーとしては申し分ないので、自宅で使うときにはもっと快適に利用できるように工夫することで、PCでの作業効率を大きく改善することが可能です。
まずは、最大の弱点である画面サイズ。
これは外付けの23インチ以上のディスプレイを導入することで劇的に改善されます。
たいていのモバイルPCにはHDMI端子が装備されているので、ディスプレイを買ってきてつなぐだけで簡単に導入できます。
内蔵の13インチでは一つのアプリを最大化させて使うのが限界でしたが、23インチであれば2つ以上の画面を開いて並べて作業できます。
ちょっと使ってみればわかりますが、複雑な作業を進めるにあたって効率が全く違います。
--- ads by google ---
--- end of ads ---
Excelなんかの大きな表計算を行う場合など、とにかく便利。
ファイル管理もエクスプローラーを二つ使って自由にコピーを行えますし。
ブラウザも一つのウィンドウで予定管理をしつつ、もう一つのウィンドウで作業を進めたりと、13インチ画面ではどちらか一方に限らないといけなかった作業を同時並行できる強みは何物にも代えがたい。
USB3.0ハブで自宅デバイスに一気に接続
あらかじめ自宅のすべてのUSBデバイスを接続したUSB3.0ハブを用意しておくのも超便利。
一本のUSBケーブルを接続するだけで、プリンタ、オーディオインターフェース、キーボードといった自宅のUSBデバイスすべてに接続できれば、いちいち面倒なつなぎ変えをする必要もありません。
接続するUSBデバイス(ペンタブレットやUSBヘッドセット、ドキュメントスキャナー、MIDIキーボードなどなど)によってはPCの役割は飛躍的に広がっていきます。
我が家では、オーディオインターフェースとしてYAMAHA RP-U100というUSBアンプを現役で使っていて、これはシャーシが金属製なのでマグネット対応のUSB3.0ハブの取り付けが可能。
最近は、これと同等の製品がほぼ存在しないので、前にも書きましたが今後も大事に使いたいところ。
自宅の外ではハイスペック・モバイルPCとして本体のみで身軽に持ち運び、自宅に戻ったらHDMIケーブルとUSB3.0ケーブルを接続するだけで、ハイスペック・デスクトップPCとして活用する…というのは効率的かつ現実的な選択肢です。
せっかく10万円を超える投資をするんですからフルに活用しないと勿体ないです。
拡張性に難のある薄型軽量のモバイルPCでも、HDMI、USB3.0ハブを活用することで、PCの役割はこれだけ…と限定するより、様々な可能性を試していけるんじゃないかと思います。
将来的にはUSB Type-C端子がこれらの役割をすべて内包しそうですが、そちらが主流になるにはいましばらくかかりそうですので、現時点ではHDMI、USB3.0ハブをフル活用していこうかと考えていますし、オススメです。