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iPadでブログを全部書いてみる

iPadProで仕事が全部できるんじゃないか? みたいな記事が急増中です。 いやーだったら、自分の仕事全部がiPadProで出来るかどうか試してみればいいと思うんですが、今までの大半のノートPCより高性能とか、USB T […]

iPadProで仕事が全部できるんじゃないか?
みたいな記事が急増中です。

いやーだったら、自分の仕事全部がiPadProで出来るかどうか試してみればいいと思うんですが、今までの大半のノートPCより高性能とか、USB TYPE-C装備による可能性だとか、AIの処理性能が云々とか絵に描いた餅の話しかしない。

このへんはあくまで未来の可能性のお話で、今現在どーなのよってトコロを掘り下げる記事が無いのはどうなのかと思う。

というわけで、少し試してみました。
とりあえず、いつもPCで作成してるブログの記事が、同じフローでiPadでも作成可能かどうか。

文書作成はまずまず

まずはブログの作成環境はWordPress。
これはChromeでもFirefoxでも、そのままログインして、そのまま記事を入力するには問題なし。

ただ、Bluetoothでキーボードを接続して入力してるんですが、画面下部の帯状の何かが邪魔です。
入力始めると出てくるんですが、基本的になんの役にも立たないし、消してもキー入力するとすぐ出てくる。
下になったアプリを遮るのでたいそう邪魔です。

ただでさえ画面サイズが小さいのにこーゆー不格好で無意味なUIの設計は早めにあらためて欲しいと思う。

続いて画像の挿入

自分の場合は写真はスマホで撮影してDropboxに自動アップロードしてPCに自動同期させてます。
PCの場合はそのまま使えますが、iPadの場合はまずiPadにダウンロードしないといけない。

またダウンロードしても、そのままだとファイルサイズが大きすぎ。
一旦リサイズする必要があるので画像編集アプリも必要。

アプリ間で連携するのはiOSの苦手科目ですが、これは可能でした。

まずDropboxアプリでお目当ての写真を選択して、エクスポートをタップ。
エクスポート先は画像編集できるアプリならなんでもいいんですが、自分はMediBangPaintを指定。

MediBangPaintの画面では、左上の2番めのメニューから画像解像度を数値で指定できるので1600×1200にリサイズ。

あとは、png/jpgファイルとしてフォトライブラリに書き出せば準備はオッケー。

最後にWordpressのメディアを追加ボタンから、フォトライブラリの写真を挿入すればいいだけです。

ダウンロードする分の手間はかかりますが、それ以外の手間はだいたいPCと一緒という感じ。
さほど不自由な感じはなし。


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細かいトコ

他にもアフェリエイトを挿入するためのスクリプトをスニペットとして用意してるんですが、それはネットワーク同期に対応したメモアプリなどでなんとでもできます。

GoogleKeepとかいろいろ。

AmazonのアフェリエイトページにもPCと同様にアクセスしてコピーもできましたし、そこから貼り付けるのもPCと同様。

結果として、iPadだけでブログ記事の作成は可能と言えます。

だがしかし

とは言え、ではiPadもしくはiPadProに全て作業を切り替えるかと言われれば、その答えは否。
やはり不自由はあります。

それはすべてUIの設計に起因するもの。

まず、マウスが一切使えない。
これはiOS自体の仕様なのでいかんともしがたく。
気軽に画面上を指定、選択してた操作はすべて画面をタッチしないといけない。

また、Bluetoothキーボードを使っての入力が可能とは言え、特殊キーの配置がけっこう独特なので、英字・かなの切り替えだったり、アプリの切り替えだったり、慣れ親しんだPCのキーボードショートカットが使えないのは痛い。

つい慣れたキーを操作すると誤操作になるので、これもけっこうストレス。

PCならCtrl+C/Vで済むコピー&ペーストも、iPadでは使えません。

そして何度も書きますが、日本語IMEがApple純正しか使えないというのは大きな制約です。

必要なのは発明

結局、大事なのは機能として可能か否かというよりも、UIとして優れているか否かという部分。

その意味では、既存の作業フローに沿って作業する限りにおいて、現状のiPadのiOSよりも既存のノートPCのWindows10や、今回刷新されたMacBookAirの方が優れているのは間違いない。

PCで最終仕上げをする前提で、出先で下書きをする…というフローは十分にあるとは思いますが、それだとiPadProで作業する意味が全く無い。
たぶんSurfaceあたりのWinタブレットを使った方が幸せだし、Androidタブレットならそれほどの出費をすることなく運用可能なのは大きい。

PCで快適に行える作業を、わざわざiPadで不自由にやることは無い。
もし、iPadで作業するとなれば、iPadのための作業フローやブログの書き方を新たに考えるべきなんだと思う。

そのままで移行するってのは無理です。

今足りてないのは、そーゆー新しい発明なんじゃないのかと考える。

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