Chromeアプリを使って見るシリーズ。
のちのちワープロソフトも必要になるであろうことを考えて、前回はWord Onlineをチェックしましたが、今回はGoogle純正のGoogleドキュメントを試してみます。
こちらもWord Onlineと同様、Webアプリへのショートカットのようですので、Webアプリ版と機能はほぼ同じでしょう。
では、Word Onlineの時と同様に、文章や写真、表を追加して機能をチェックしてみたいと思います。
はるかに高機能なGoogleドキュメント
こちらの画面写真から見ておわかりの通り、Word Onlineより高機能です。
今まで、GoogleドキュメントもWord Onlineも全く使ったことがなかったのですが、実は圧倒的にGoogleドキュメントの方が機能が充実してました。
文書入力に関しては、さして代わりはなく、フォントが(MS明朝、MSゴシック、メイリオ)に制限される部分では僅かにGoogleドキュメントが負けていますが、それ以外では圧倒してます。
まず、画像と文字の回り込み処理がサポートされています。
これはWord Onlineには無い機能で、この機能があれば、文と画像をレイアウトするという、基本的な作業が可能になります。
さらに、図形描画がサポートされています。
黄色の矢印で追加されているのがそれで、これで簡易的なモデルを表すような用途での表現力と省力性が全然違ってきます。
この2つがサポートされているだけで、全く、全然違います。
こんなに機能差があるとは思わなかった。
他にも数式エディタであるとか、ページ番号の挿入であるとか、必要最低限以上の機能が揃っていることに、かなり驚かされます。
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日頃、Wordで書類を作っている方が、Googleドキュメントに移行してきても、これならそんなに困りません。
おそらく、8割方の要望を満たしているかと思います。
Word形式の保存にすら対応
さらには、Word形式(docx)などで、ローカルに保存することもできます。
残念ながらレイアウトは、けっこう崩れてしまいますが、数式エディタの内容も含めて、ちゃんと保存されてるのは驚かされます。
少々の手直しで、十分に使えるレベルです。
これだけ機能に差があるとWord Onlineを使う理由は全くなくて、Googleドキュメントを使うべきです。
まとめ
つい先日Googleは、Quick Officeというスマホ/タブレット向けのオフィスアプリの提供を中止する旨をリリースしています。
その理由はGoogleドキュメントの機能が充実したからと言っていましたが、まさにその通りです。
ここまで、機能が充実しているのなら、万が一Chromebookが普及してスタンダードになったとしても、そんなに困ることは無いと思います。
そのぐらいの機能は十分にあります。
もちろん、フォントが不足している等のデメリットはありますが、実際、社内文書では、凝ったフォントを使うことは稀です。
保存先がGoogleドライブで、社内のどのマシンからでも自分のアカウントでログインすれば作業が可能ですし、共有は配布も容易です。
そのあたりの機能は、Windows8からようやくネットストレージが標準の保存先になったMicrosoftよりも先を行っています。
日本では、パソコン+Microsoft Officeという売り方が標準的ですが、Googleドキュメントが順調に普及してゆけば、そのバンドルスタイルを崩しかねないぐらいの魅力があることを、今回確認できました。
以上。