iOS8がリリースされて久しいですが、新iCloudの目玉機能の一つである写真管理に挑戦してみました。
とはいえ、昔からAppleのネットサービスには当たりなし、というのはもう定説ですので過剰な期待は禁物。
iCloudも、データバックアップ以上の用途で成功を収めてるとも言いがたく、非常に微妙な状況です。
とはいえ、まずは試してみましょう。
iCloud経由で、iPhoneで撮影した写真をPCに保存する方法を試してみます。
PCの場合は、Windows用iCloudのインストールが必要になりますので、まずはそちらを済ましちゃいましょう。
インストールが完了して、Appleアカウントでサインインするとこんな画面が表示されます。
次に、iOS8にしたiPhone5にて、「iCloud」の「写真」の設定で「iCloudフォトライブラリ(B…」をオンにします。
ちなみに、この設定画面で文字切れが2ヶ所も発生してますが、いいんですかね?
SE時代の自分だったら、問答無用でやり直しなんですがApple的にはオッケーなんでしょうか?
さておき、これでiPhoneで撮影した写真が、iCloudに自動バックアップされるようになります。
今までのフォトストリームは、デバイス間の同期は行うものの、クラウド上に写真ファイルを保存してアクセスするような仕組みではありませんでした。
で、これからは撮影した写真そのものがiCloudの中に保存されるわけですので、まぁ要するにDropboxやOneDriveの写真共有と同様の機能を実現したと言えます。
うちではiPhone5はメインの端末ではないので、写真は45枚しかなかったのですが、同期する時間が短くて好都合。
すぐに同期が完了したようですので、さっそくiCloud上のデータをチェックしてみます。
まずはWeb版のiCloud( https://www.icloud.com/ )にアクセスしてみます。
「iCloudフォトライブラリ」の実装に合わせて、こちらにも「写真」機能が追加されています。
はい、45枚の写真データが無事にアップロードされているようです。
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次に、Windows用iCloudの機能を使って、iCloudに保存された写真ファイルにアクセスしてみます。
iCloudの写真ファイルが、PCの中にも実体ファイルとして保存されているはずです。
Windows8の場合は、お気に入りの中に「iCloudフォト」というフォルダが作成されるので、そこからアクセスできます。
が?
なぜか、10枚しか保存されてないですね…
それも最新の10枚とかじゃなくて、何か適当に選ばれた10枚…うーん、基準が全く想像つかないです。
ただ、この後から撮影した写真は、普通に保存されてる感じですので、iCloudオンにした直後の、既存写真ファイルの同期に失敗してる様子。
確かにまだベータ版ですが、さすがにちょっとお粗末。
思いつく範囲ではいろいろ試してみましたが、ちょっと原因には思い当たらず、問題の解決には結びつきませんでした。
iPhone→iCloudにはアップロードされてるのは確実なので、iCloud→PCでこけてるようです。
やはりネットサービスは苦手なんでしょうか?
まとめ
写真の保存先として5GBという容量は、決して安泰とは言えないサイズですが、Dropboxの2GBに比べれば多いです。
もちろん、iCloudにはiPhone自体のバックアップも作成されるので使える容量はさらに限られることを考えると、無料のサービスのまま運用するのは少し厳しいかも。
ただ、上述のように、同期が完全に行われてないなど、ベータ版というのを差し置いても不安な要素があるのも確か。
現状では、写真のバックアップや共有には、Dropboxや、OneDriveを使ったほうがいいのかもしれません。
以上。