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ATOKが最強の日本語変換である本当の理由

Windowsを利用している場合、日本語変換をする方法はいつくかあります。 最も多く利用されているのはWindowsに標準で付いてくるMS-IME。 機能も、性能もそこそこ。 当然無料。 次にくるのはGoogle日本語入 […]

Windowsを利用している場合、日本語変換をする方法はいつくかあります。

最も多く利用されているのはWindowsに標準で付いてくるMS-IME。
機能も、性能もそこそこ。
当然無料。

次にくるのはGoogle日本語入力でしょうか。
Google検索で使われるキーワードなんかをうまく織り交ぜてくるので、IT関係や、最近のニュースで使われる用語に強みがあります。
こちらも無料。

そして、最も高い変換精度を誇るとされる日本語変換ソフトは、日本のジャストシステムが開発・販売しているATOKというのが定説です。

atok01

今回は、その理由を、日本のPC文化的側面から見てみましょう。

あまり精度がよくないんじゃないの?

ところが、ネットで評判を聞くと、ATOKなんて精度はたいしたことないんじゃいの…という声も聞こえてきます。

これは半分正解で、半分間違い。

こうした評価が割れる一番の要因は、人によって入力する文章や単語に個人差がありすぎることです。

ワードで論文を書く人。
Webで検索しまくる人。
SNSに書き込みまくる人。
ビジネスメールのやり取りにあけくれる人。

それぞれに入力する文章の内容や、使われる単語の種類が異なりますから、使う人によって評価が割れるのは当然です。

おそらく、ネットで評判を立てる人たちにとってはGoogle日本語入力あたりが一番親和性が高そうです。
普段、SNSやネットで利用してる単語への対応がいち早いですから。

それでもATOKが一番すぐれているという評価される理由は次の一点によるものと見ています。

ATOKが快適なのはユーザー自身のおかげ

なかなかに興味深い仮説ですが、けっこう確信をついていると思いません?

ATOKは他の日本語変換ソフトと違って有料です。
つまり、意識的にお金を払って利用するユーザー以外はATOKを利用することはないのです。
購入した以上は、機能をフルに活用しようという意識が働くのは当然です。

つまりは、ATOKユーザー自身が、ATOKの日本語変換環境を自ら最適な状態に保っているといえます。
これは、ほかの無料の日本語変換ソフトにはない、いわばATOK独自の文化です。


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ATOKユーザーはユーザー辞書を大事にする

日本語変換ソフトには学習機能があって、ユーザーが入力した文章を覚えて、利用頻度の多寡や、好みを学習して、利用しているユーザー自身が最も使いやすい変換を提供する機能があります。
これは、ユーザー辞書と呼ばれ、すべての日本語入力ソフトが備える機能です。

もちろんATOKにも、この機能があります。
ATOKユーザーは、このユーザー辞書の存在を意識し、これを非常に大切にしていると言えます。
自分が使い込めば、使い込むほどATOKは自分好みに賢くなっていくのです。

バックアップ等の専用ツールも充実していますので、パソコンを買い換えた場合でも、簡単に今までのユーザー辞書を引き続くことができます。

atok02

昔の変換効率の悪かった時代のパソコンユーザーは、この自分自身で鍛えた辞書を大事にしていました。

そうしないと、いつまで経っても自分の使いやすい文章が書けなかったので仕方ないのですが、逆に、自分で鍛えた辞書をパソコンを交換しても引き継いだりする方法まで熟知していました。

今現在、そうした使い方をされている日本語変換ソフトは、日本のパソコンの黎明期からずっと開発が継続してきたATOKだけと言えます。

つまりATOKが日本語変換ソフトとして最強なのではなく、ATOKユーザーが日本語変換ソフトを最もよく使いこなしているが故に、最も快適な日本語入力環境を構築できている…ということになるわけです。

インスタントな技術の限界

今現在、パソコンにしろ、スマホにしろ、タブレットにしろ、技術の進歩とともに、さまざまなことが使い始めてすぐに利用可能になりました。
インスタントでコンビニエンスな技術の発展で、我々は大きな恩恵を受けています。

それ自体はいいことですが、それが故に、みな使い始めてすぐに最適な状態がセットされていることを求めますが、これほど個人差がある日本語変換という機能において、それを満たすソフトは存在しないわけです。

初期状態だけで判断されるために、最初で結果がついてこないと直ぐに使うのをやめてしまう。
安易に、最初のフィーリングの良い物をみんなが使うために、誰が使って、同じような出力結果にしかならない。
代わり映えのしない世の中が蔓延してる…というからくりです。

そんな中でも、こうしたATOKユーザーによる自分だけの独自のユーザー辞書を持つような文化が、自分の個性を際立たせるのに一役買ってるのは間違いありません。

ATOKを試して、変換効率が悪いだの、Googleのほうがマシだの言ってる人は、結局は人と同じものを使うのが心地いい人達といえるかと思います。

ちなみにATOKを継続りようするなら、パッケージ版よりもATOK Passportがオススメだったりします。
ただし、パッケージ版の方は、オマケの辞書などが充実したりするので、必ずとは言えませんが。

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