否と考えてる。
iPhone、iPadに載っているiOSは、直感的で使いやすいとよく言われるが、本当にそうだろうか?
少なくとも、自分の周りで、スマホの使い方がわからないんだけど…と声をかけてくるユーザーの数は、圧倒的にiPhoneが多い。
何故だろう?
直感的で使いやすいんじゃないの?
メディア、口コミが正しいとも限らない
いろんな所で、iPhoneユーザーや、iPhone好きライターが、iPhoneは直感的で使いやすい…という。
メディアや口コミでも、そーゆー定説になってる。
それを真に受けた販売店の店員が、ITデバイスが苦手なiPhoneを勧めてる…というのは有力な仮説。
販売ノルマもきついだろうし。
ところが、万人にとってそうかと言うとそんなコトは無くて、ITデバイスが苦手な人にとっては、相変わらず難解だ。
1アクションの結果が、1リザルトに限定されないITデバイスは、多くの人にとってシンプルなデバイスではない。
iPhoneだろうが、Androidだろうが。
それでも、
1.電話をかける、電話を受ける
2.電話帳に登録する
3.メールの作成、送受信
4.ウェブの閲覧、検索
5.写真撮影
6.SNSアプリ(FB、Twitter,LINEなど)
ぐらいであれば、まぁなんとか覚えられるので、それなりに使える感じにはなる。
それなりに高い買い物だし、このぐらいはみんな一生懸命覚える。
そうすると、自分でも使えたんだし、iPhoneはやっぱり直感的で使いやすい…というのが、その人にとっても真実となる。
実際、iPhoneとAndroidの両方を使ってる人はごくわずかだろうし。
Andoidでもさほど変わらない
実際のトコロ、上記の6機能ぐらいならAndroidでも、手順や操作はほぼ一緒です。
iPhoneで使えるユーザーなら、Androidでも間違えなく使いこなせます。
手順や操作方法でみると、iPhoneが直感的で使いやすいとは必ずしも言えない。
せいぜい同程度の操作性である…という評価が妥当。
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ポリシーの違い
両者で何が違うかといえば、iPhoneは「最高のユーザー体験を提供する」という姿勢からスタートしたということ。
最高の体験を提供するためには、余計な体験は削らないといけない。
最高の体験だけを残す必要がある。
実際、そのキーワードを標榜していた頃のiPhoneは、スマホでできる機能自体を吟味して、Appleが不要と判断した機能は、iPhoneから削っていたように見える。
結果的に、誰がどのように操作しても、余計な機能がないのだから、余計な体験を強いられる必要がなく、シンプルで使いやすい…という評価が活きていたと言える。
ところが、その間に出荷数を伸ばしてきたAndroidは、何でもありのオープンなOSだ。
様々な機能を、様々に組み合わせて、ユーザー自身が自由に体験を作りだすことができる。
結果的に、組み合わせ方次第では、少々複雑な操作が必要になる。
が、それはあくまでユーザーがそれを望んだ場合に限られる。
誰かに強いられて、複雑な操作を覚える必要は無い。
最高の体験を提供するスマホと、自ら体験を創りだすスマホ。
ブレたAppleのポリシー
Androidとの競合に晒されたiPhoneの操作系は、残念ながら昔のようなシンプルさは失われた。
下から引き出すコントロールパネルや、上から降りてくるウィジェット、中途半端に実装されているアプリ間の連携機能は、最高にシンプルな体験には不要だし、それを使うことで最高の体験からは外れてしまう。
誰もが、同じ最高の体験をすることはできず、操作や機能を覚えたユーザーだけが便利に使える。
「使いこなす」必要があるスマホへとブレてしまったと言える。
高機能化とのトレードオフとはいえ、変わってしまったことは残念だ。
機能性だけでいえばiPhoneより、Androidの方がずっと高機能だし、カスタマイズ性も高い。
このあたり競合の仕方を間違えたんじゃないかと考えてる。
一般ユーザーからは…大差ないよね
つまるところ何が言いたいかと言うと、一般的なユーザーが、さっきあげた6機能を使いたいぐらいのことであれば、iPhoneでもAndroidでも大差ないっていうコトだ。
特に金ピカや、銀ピカのスマは性に合わないっていう人は、カラフルなAndroidスマホを、自由に選んでいいと思う。
やたらとピカピカしてるのは、現在の最重要商区の要望によるものだし…
あとは自分が使いたいアプリが、どちらでリリースされてるか…まぁ楽器アプリとかはiPhone/iPadがいいだろうし、文書入力に集中したいなら自由にキーボードが選べるAndroidの方がメリットが多い。
すでに「iPhoneは直感的で使いやすい」というのは幻想。
やりたいコト、それと手に持ったサイズ感とデザインで選べばいい。