今回は技術的なお話は、ちょっと横に置いておきまして。
XPERIA Z3 Compactを入手して、一ヶ月近くたちましての感想をば。
XPERIA GX(2012/8)から XPERIA Z3 Compact(2014/12)と、およそ2年と4ヶ月ほどの乗り換えです。
最新機種で、最新のプロセッサで、最新のモデルで、最新のバッテリー管理が施されている XPERIA Z3 Compactは、今までのXPERIA GXに比べて驚く程に快適です。
それはほんとに、とっても、使いやすいコトではあるんですが、しかし同時に一つ驚くべきコトもありまして。
それは、快適になった以外は何も変わらない…と言うこと。
進化の止まったスマホ
漠然と把握はしてましたが、もはやスマホは進化をやめてしまっていると言って良い。
古いスマホから、新しいスマホに買い換えても、これといって新しいコトができるわけではないです。
動作が軽くなって、快適にはなりますが、変化はそれだけ。
逆にOSに加わったセキュリティ上の変更で、使い勝手としては下がった部分もいくつか。
何年かすれば、またアプリの動作に必要なスペックがどんどんあがって、快適に使えない…って思った頃にまた買い換えて、その時も変化は快適になるだけ…
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もう、すでにスマホはそこに到達してます。
これはAndroidだけでなくiPhoneでも同様。
おそらく掌に収まるサイズの液晶を持った通信デバイスというカテゴリの製品は、今後劇的に進化することは無いと思います。
それはメーカーの努力が足りないとか、イノベーションが不足しているという話ではなくて、デバイスとして可能なコトは全て実現されている。
その段階に到達してしまっている…というのが XPERIA Z3 Compactを入手して感じた素直な感想。
次の進化がどうなるか
これって別に悪いコトじゃないです。
PCが20年かけて進化してきたことを、スマホはW-ZERO3の登場から数えれば10年ほどで到達したというだけのコト。
新しいコトを起こす可能性があるのは、アプリや新しいネットサービス。
そこが既存の枠に留まるなら、もうスマホの新しい進化は訪れない。
スマホが、これまで通り只の情報確認、消費のためのツールに留まるなら、ウォッチやグラスといった新しいデバイスに取って代わられる可能性は、割と高い。
ほんとに生活に必要なツールとして生き延びられるかは、これからのアプリ開発やサービス提供の内容次第という風に思われる。
ここからが正念場なんだろう。