最近はストレージとしての主役をSSDに譲りつつあるHDDですが、動画ファイルや、仮想化システムファイル等のファイルサイズが大きなものは、やはりまだHDDに置かざるおえない。
メインで使っているデスクトップ自作機のデータHDDに妙な挙動が現れてきたので昨日交換いたしました。
HDDは正直、当たりハズレのある部品です。
評判の良い製品でも比較的早くに故障する場合もあれば、その逆もある。
今回は、通常仕様時には特に違和感がないものの、特定操作の時に異常に時間がかかるようになったもの。
動画編集時の読み込み、書き出みや、仮想化システムをシャットダウン/スリープする時など。
大きなサイズのファイルI/O時の挙動が怪しい。
ベンチマーク
とりあえずベンチマークを取って症状確認。
同じ機種を他の自作PCでも使ってたので、そちらと比較してみます。
機種はSEAGATE ST3000DM001の3GBモデル。
全体的にスコアが下がってますが、致命的っていうほどではない。
書込みのスコアの落ち込みがやや顕著か…ただ挙動が怪しい以上、データストレージとして使うにはちょっと気持ちが悪い。
古いのはバックアップ用のHDDなどに活用することにして、デスクトップの内蔵ドライブは交換することに。
東芝製HDD
せっかくなので容量を増やそうと思って4GBモデルを探しに行ったんですが、タイミングが悪くてSEAGATEのモデルは売り切れ、WDは5400rpmのモデルしかなく、消去法でTOSHIBA製7200rpmの4GBモデル(MD04ACA400)をチョイス。
ネットで評判を見ると、そんなに良い方でもないんですが、HDDなんて当たり外れの大きい製品なので、そのへんはあまり気にしない。
それよりも買ったら、すぐに徹底的に使い倒して、なるべく早めに異常を発生させて、交換なりの対応を取ってもらったほうが良い。
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ベンチマーク的には、そんなに大きな違いはないです。
シーケンシャルのスコアが低めで、ランダムアクセスのスコアが高め。
HDDのスペックは向上してそうですが、マザーボードが古いのと、インターフェースがSATA3Gbpsというあたりで、結果がばらけてるのか?
とはいえ、この程度のスペック差で体感上の違いを感じることはまずありません。
それよりも、体感上で感じる今回のトラブル解消の方が重要ですので、導入の判断は間違ってないかと。
東芝製HDDを使うのは初めてですが、ディスクの回転音は静か。
たぶん、ディスクアクセスしてないときの音はSEAGATEよりも静か。
その代わり、アクセス時のヘッドのカリカリ音は、けっこう大きめ。
ネットの評判で、こちらの機種はうるさいと書き込まれた方がいらっしゃいましたが、具体的にはアクセス音がうるさいというコトのようです。
この音が大きいか小さいかは主観の問題で、過去にこれ以上にうるさいHDDを常用してたこともあるので、自分はそんなに気になりません。
PC本体も机の下に設置してますし。
多くのPCの劣化原因
仕事柄、たくさんの方のPCを触ることがありますが、動作が遅いと感じる場合、おそらくHDDが原因だろうな…というケースが非常に多い。
何かエラーが発生するわけじゃないけど、ひたすら遅い。
こうしたケース…けっこう多いんですが、使ってる方のPCリテラシーが低い場合が多いので、不良とか、故障というデータが販売店やメーカーにあまり集まってない。
意外と多いです。
HDD自体を交換してシステムの入れ替えすれば正常な状態に戻せますが、その手間に見合う料金を考えると、ハイエンド機ならともかく、エントリー向けの機種の場合は買い替えた方がいい場合も少なくない。
悩ましいところですが、今後SSD搭載機がエントリー向けにも普及してくれば、こうした状況の改善にはなるのかも。