Windows8/8.1では、Microsoft製のアンチウィルスソフトが標準で動作するようになりましたし、Windows7/VISTA向けにも「Microsoft Security Essentilas」が提供されてますし、以前ほど無料のアンチウィルスソフトが注目されることは無くなりました。
が、実際のトコロ、ウィルス/マルウェアの猛威は収まるどころか、アンチウィルスソフトだけでは防ぎ切れないレベルに到達しているのが実情で、なるべくなら専業メーカーのソフトを入れることも考えておくべきだと思います。
というわけで、つい最近バージョンアップを行なわれた「Avira Free AntiVirus」を試してみました。
ドイツ製のソフトウェアです。
さっそくサイトに行きましたが、一見すると有料バージョンの無料体験版しか置いてないように見えますがトップページの一番下にお目当ての無料版ダウンロードリンクがあるので、そこから入ります。
無料版、有料版(2つあります)の機能差がチャートになってますので、確認した上で、画面下のダウンロードボタンを押して、無料版をダウンロードします。
インストール時の注意点:ここ重要!
インストール自体はフツーですが、途中で以下の画面が表示されます。
ブラウザにAviraのツールバーを追加して、ブラウザ起動時の初期ページや検索プロバイダーをAsk.comに変更しませんか?という案内なわけですが、これは必要ありませんので「Don’t Install」を押してください。
しつこく確認されませんが「OK」を押せばインストール終了です。
Askに注意
ちなみにAviraというアンチウィルスソフトはまっとうなソフトですが、Ask.comはあまり良い話を聞かない広告プロバイダーだと認識しています。
ちょっと検索してみると、うっかりインストールしてしまったが為に、パソコンの動作に遅くなったり、余計な表示が出るようになったのだの、あまりいい話を聞きません。
無料のソフトをインストール時に、こうした広告プロバイダーのソフトを一緒に入れられるケースが非常に増えてきましたので、インストール時には細心のご注意を。
ウィルス保護のスタート
インストールが終わると、勝手にバックグラウンドで定義ファイルのアップデートを実行して、保護がスタートしますので、特にすることはありません。
初回のスキャンはまだ実行されてないので、スタートメニューから「Avira Free AntiVirusの開始」を押して、メイン画面から「システムのスキャン」を実行してもいいです。
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動作は以前に比べて軽く、速くなった印象があります。
ほんとにスキャンしてるか若干不安になりますが…
バージョンアップの項目の中にも、スキャン動作の高速化があるようですし、もともとウィルススキャンソフトは、動作が重くパソコンに常駐してリソースを消費することが、一般のユーザーを遠ざけてた部分がありますので、この方向の進歩は今後も続くと思われます。
前は、起動する度にAvira有料版の広告が出てましたが、今はインストール時に広告プロバイダーのツールをインストールさせる方式に変わったので、それも無くなったようです。
広告プロバイダーも善し悪しですが、対応方法を知っている人間にとってはありがたいコトです。
まとめ
有料版と無料版の機能説明チャートを見るとわかりますが、セキュリティアップデートの間隔が、有料版で2時間、無料版で6時間と、いずれも以前に比べるとだいぶ短くなりました。
短くしたから、すべてのウィルスに迅速に対応できるというわけではありませんが、いずれにしてもウィルスの脅威が増していることの一つの証左であると言えます。
これまでに検出されたウィルスと同じものをチェックするだけだったアンチウィルスソフトも。今は個々のプロセスの怪しい動きをチェックするなど、チェック原理を変えてきていますが、個別の企業や、個別の機関だけに向けて送り込まれる標的形攻撃等は、あまりに巧妙でアンチウィルスソフトで防ぎ切れないのが実情です。
最低限、アンチウィルスソフトをインストールしておくのは必須として、その上で、パソコンを使う人間の側のレベルアップをしていかないと、セキュリティ被害は食い止められないのが状況になりつつあります。
以上。