何回かに分けてChromeアプリをチェックしてきました。
いよいよ日本国内でもChromebookが発表されて、企業向けから導入が始まるようですし。
将来的に、特定の職場では、普通のPCではなくてChromebookが一般的になるのかも…という将来を見越してみました。
Chromeアプリをチェックしてみた感想としては、予想以上にアプリは揃っているものの、タブレット(iOS、Android)との差別化に価値を見いだせるかは微妙なトコロという印象でした。
個人利用するにおいて最低限の機能は揃うものの、アプリ自体の魅力はそれほどでもない…という感じでした。
タブレットに比べると画面サイズは大きめにできますが、どこにでも持ち出せるタブレットに対しての優位性はいかほどか…という感じです。
画像関連アプリ
Chromeアプリを使ってみよう! 01 Pixlr Express
Chromeアプリを使ってみよう! 05 Pixlr Editor
意外と画像関連アプリは揃っている感じでした。
特にPixlrのアプリは機能充実してましたので、一般用途に十分な機能で、かつこれが無料で使えるのなら、悪くない気はします。
コンデジやスマホで撮りためた写真をレタッチしてSNS等で使うような用途であれば、かなり手の込んだコトが可能です。
その一方で、Raw現像まで出来るような専門性の強い用途に使えるアプリは存在しませんので、低価格攻勢に出てきたPCに対して優位性があるかは微妙。
少なくとも個人向けには、あまりメリットなさそうです。
オフィス関連アプリ
Chromeアプリを使ってみよう! 02 Word Online
Chromeアプリを使ってみよう! 03 Googleドキュメント
Chromeアプリを使ってみよう! 04 Google図形描画
オフィスアプリもGoogleドキュメントが機能充実してたのは予想外。
これだけ機能があるのなら、定型的な業務なら十分こなせます。
意外にWord Onlineの機能が弱かったのは、Googleに塩を送る必要がないからでしょうか。
そのほか
Chromeアプリを使ってみよう! 06 Gliffy Diagrams
Chromeアプリを使ってみよう! 07 Write Box
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VISIOライクな「Gliffy Diagrams」は、プログラマー向けにも以外と使える機能を備えた掘り出し物でした。
こーゆー機能を持ったアプリはWindows向けにもそんなにはないので、意外な発見。
丹念に探せば、こういう掘り出し物はほかにもあるかも知れません。
ほかはWebで対応可能
自分が、この1週間にチェックしたアプリはこの程度でしたが、探せばほかにもあるかもしれません。
そもそもChromebookは、大方の業務をChromeブラウザで行うのが趣旨ですので、だいたいがWebアプリですむレベルでの利用が前提といえます。
Googleの各種サービスから各種SNSまでは完全にブラウザで完了できますので、あとは文書作成、フォトレタッチ向けのChromeアプリがあれば十分戦えるという考えのようです。
まとめ
プロフェッショナルレベルのクリエイター向けアプリは、価格を考えても力をいれる理由はなさそうですので、おそらく動画関連や、デジタル一眼レフクラスの静止画サポートに関しては、ストレージ的にもネット帯域的にも、本格的にはしなさそうな気がします。
Chromebookではエントリーレベル、PCではプロフェッショナルレベルというすみわけが出来るかもしれませんが、そうなるとエントリーからプロフェッショナルへの橋渡しをどう持っていくかで、将来はクリエイターの出現動向が変わってきそうな気がするあたり、ちょっと課題になりそうです。
PCの低価格化(Windows8.1 with bing)もありますし、うまくPCとタブレットの間に居場所を作れるかどうかは、かなり微妙。
今の企業、教育機関向けにとどまるという戦略は、けっこう的を得ている気がします。
少なくとも、自分用には買わないです。
Chromebookは。
以上。